障がい者グループホームを立ち上げるとき、

さいたま市においては、近隣の方々を集めて説明会を行わなければなりません。

 

以前にもこの問題をブログに書きまして、

いろいろな立場の方々からご意見が寄せられました。

 

説明会は絶対必要という意見もいただきました。

 

なぜ?必要なのか?

グループホームは大きな施設と違って、少し大きな戸建て住宅というのがほとんどです。

利用者は朝仕事に行き、夜帰る。まさに普通の家です。

 

私は調べるまで、どの市でもさいたま市同様に説明会は必須となっているものと思っていました。

 

ところが、説明会は義務ではありませんでした。

法律で義務に出来ないことになっていたんです。

 

他の政令市に聞き取りをしましたが、

さいたま市のように説明会を必須にしているところはありませんでした。

 

さいたま市は障がい者のグループホームの必要性を認め、増やして行く方向性を示しています。

しかし、設立は民間に100%任せています。

民間の事業所・法人は障がい者の幸せのために並大抵でない努力をされています。

事業所・法人の方々は、説明会で発せられる心ない発言にどれだけ苦しめられているか・・・

 

今議会、一般質問で、

「事前説明会は必要ない」という趣旨の質問を行いました。

市の答弁は、

「説明会が義務でないこと、また、住民に同意を求めると言うことではないことは充分に理解している。

ただ、障がいのある方が、地域の中で自立して生活していく上で、

地域住民の理解と協力が必要であるから説明をお願いしている。

今後は時期とか方法について他市の状況を見ながら検討していく」と答弁しました。

 

「義務ではないが、必須である」というさいたま市のおかしな対応を指摘でき、

改善にむけて一歩踏み出せた質問になりました。