こんばんは。

 

今議会に市民会館うらわについての議案が、出されています。

 

先日、文教委員会でかなり激しく議論されました。

 

市民会館うらわは、1971年に浦和市民会館としてオープンしました。

 

老朽化、耐震をみたさず、2021年3月までで、取り壊しになります。

 

その後、その場所に新しく建てるのが普通ですが、

市民会館うらわは、浦和駅西口の再開発ビルの中に入る予定です。

 

地上27階、地下2階のビルの中に。

 

しかも、このビル、通常のマンション、住宅も入るのです。

 

そんなところに、歴史ある文化施設を移して本当にいいのか?

 

しかも、その場所で建て替えれば、70億円。

駅前ビルに入れるには、120億円という試算が出ているそうです。

 

なんともまあ、無駄使い。

 

しかも、このビル、2024年に完成予定ですが、

今までも予定通りにことが進まず、遅れの遅れています。

 

開発が頓挫することもゼロではありません。

 

なんか、悲しいです。

 

私は、文教委員会で反対しました。

 

反対は、私と無所属議員の2人のみでした。

 

私の反対討論をここに貼り付けます。

お読みいただけたら幸いです。

 

日本共産党の久保みきでございます。私は、議案第169号「さいたま市文化会館条例の一部を改正する条例の制定について」反対の立場から討論いたします。

 本議案は、市民会館うらわが老朽化し「私有建設物耐震化実施計画」の目標期限が令和2年度末となっていることから共用休止とするもの、市民会館おおみやの移転に伴い、位置、利用時間、利用料金の変更を定めるものです。

 市民会館うらわの休止においては耐震化の問題があり、市民の安全を考えればいたしかたなことと考えますが、解体後その場所に建て替えるのではなく、浦和駅西口南高砂の再開発ビルのなかに入れる計画は認められません。

質疑において、市民会館うらわをその場所で建て替えた場合は70億円、移転した場合は120億円と試算がでていることが明らかになりました。また期間においても建て替えでは、3年から3年半のところ、移転では早くても4年かかるとのことで、しかも、あくまで予定で、これまでも計画通りにどおりに進まなかったことを鑑みればいつになるのかわかりません。10月に特定業務代行者と契約を結んだとのことですが、都市計画の変更もこれからとのことで、まだ決定したわけではありません。今後再開発が頓挫することも全くゼロとは言い切れません。このように不安定で、しかもコストも倍近くかかるというのに、駅前に移転する必要があるのか甚だ疑問です。今からでも計画を見直すべきです。

市は駅前で利便性が向上する、文化のより一層の発信につながると言っていますが、市民会館うらわは、今の場所で築き上げてきた歴史、文化があり、この場所だから成り立つ催し物もあります。そのような文化を捨てて駅前のビルのなかに市民会館うらわを入れて本当にいいのかが問われます。私は市民会館うらわを駅前再開発ビルに移転するのはコスト面、期間、文化の継承の面から反対です。

また、市民会館おおみやの移転において党市議団はこれまでコストが大幅に増えることから反対して参りました。本議案では利用料金の引き上げが出されています。市民の利用のしやすさを考えれば到底認められません。よって議案169号に反対します。

 

 

 

 

委員会では、可決しました。

 

議会最終日の20日の本会議で討論採決が行われたのち、正式に決まる予定です。