こんにちは。

 

nezal341mooさん、コメントありがとうございます。

 

3月5日、総括質疑の続きです。

 

 

コミュニティバスの充実と児童虐待、文化芸術について質疑しました。

 

ここに質疑文を貼り付けます。

 

お読みいただけたら幸いです。

 

3,コミュニティバスの充実 

1)市民の足の確保の責任について

 さいたま市のコミュニティバスは2003年の政令市移行に伴い、

西区、見沼区、桜区、南区で運行され、

その後北区(平成178月)、岩槻区(平成191月)に導入し、現在6区で運行されています。

 2011年にコミュニティバス等導入ガイドラインが導入され2017年に改定されました。

ガイドラインでは、地域のことを最も知っている市民が中心となって、

問題を共有し、コミュニティバス等を市民自らが『守り』 、『育てる』 ことが不可欠とされ、

5人以上の市民組織で・地域のニーズ把握、要望とりまとめ、ルート案などを義務づけています。

さらに運行においては、はじめの3年は収支率30%、

その後は40%にしなければならないと言う高いハードルを住民におしつけています。

さいたま市内には、鉄道駅が近くにない、路線バスも通っていない、

通っていても非常に本数が少ない、そういった地域があります。

そうした交通不便地域の市民の足は行政の責任で確保すべきです。

ところがこのガイドラインでは、

「交通不便地域の市民の足を市民自らの責任で確保しましょう」

と言わんばかりのことが義務づけられています。

市は、交通不便地域の市民の足の確保の責任というのはどこにあるとお考えでしょうか?お伺いします。

 

(再) 交通不便地域の足の確保は市にあります。収支率においては市がはじめに導入した区では40%を超えているところはありません。つまり交通不便地域において収支率40%というのは初めから無理であると言わざるを得ません。自身が導入したところで超えられないハードルを住民には越えなければならないと言っているのも同じです。それについての矛盾はお感じになりませんでしょうか?

 

 

2)高齢社会を迎えるにあたって

さいたま市も高齢社会を迎えました。

高齢者の自動車運転事故が多発し、免許の返納が推奨されています。

そうしたなか、市は高齢者が外出の機会を失わないようにしなくてはなりません。

来年度から移動支援がモデル事業で始まるようですが、

それとは別にいつでも出かけたいときに気軽に外出できるように、

コミュニティバスをもっと便利に、市内くまなく巡るバスにすべきです。

市もコミュニティバスのコンセプトとして、

「交通空白地区・交通不便地区等の解消・高齢者や子育て層など、

誰もが利用しやすい交通サービスにする」としています。

このコンセプトをいつまでに実現しようとお考えかお伺いします。

市は高齢社会にあたってのコミュニティバス役目についてどのようにお考えかお示しください。

また、環境面から考えてもさいたま市はCO2の排出量を増やしてしまっています。

交通部門のCO2削減を考える上で、

マイカーから公共交通への利用を増やしていくことが有効と考えますがいかがでしょうか?

コミュニティバスはガイドラインを見直して、市の責任で全区で走らせ、

近隣市では当たり前となっている30分に1本の運行・土日の運行を実施すべきです。見解を伺います。

 

 

 

4,子どもの命を虐待から守ることについて

  昨年、今年と痛ましい児童虐待死亡事件が続きました。

二度と起きないでほしいと言う気持ちです。今予算委員会、保健福祉委員会関係の質疑の中で、

さいたま市の児童相談所の職員ひとり平均受け持ち件数が67人と言うことが明らかになりました。

全国平均では40人ということで、40人でも多いと思われるなか、それを上回る数です。

本気で職員を増やす必要があります。

 千葉県野田市の事件では、児童相談所が一時保護から家庭に帰してしまったこと、

また、帰した後も家庭訪問を実施しなかったことが問題となりました。

いくらハートがあっても、抱える件数が多ければ、密な家庭訪問など実施できるわけがありません。

 職員を増やす、一時保護後の密な家庭訪問、

そして職員を増やすためにも人口50万人に1箇所が望ましい

といわれている児童相談所も増やしていくべきだと考えますが見解を伺います。

 

5, 文化・芸術行政について

 さいたま市は文化芸術都市の創造に向けて、

市民の自主的な文化芸術活動の促進及び文化芸術の振興を図るため、

文化芸術団体等の事業に対して、補助金を交付しています。

この補助金は市内芸術の振興に大きく寄与するものと考えます。

しかし、この文化芸術都市創造補助金の予算は、

2016年の国際芸術祭トリエンナーレの開催前は、約2600万円だったのが、

開催後の2017年から1900万円と減額しました。来年度は増額のようですが、

それでもまだ2016年以前の額に至りません。

このことについて、どうお考えか?

通常は芸術祭を開催したら、額は増えるのが当たり前です。

そもそも、このような補助金を年々増額し、

市民芸術家が十分に活動できるようになってから芸術祭を開催すべきです。

その点についてのお考えをお示しください。