こんばんは。

 

今日は予算委員会最終日です。

 

最後の締めくくりで、

総括質疑が行われ、

 

私、会派を代表して登壇させていただきました。

 

本当に貴重な場の経験をさせていただきました。

 

みなさまに感謝です。

 

 

ここに質疑文、ほぼ全文を貼り付けさせていただきます。

 

1,          市独自で市民のくらしを守ることについて

 

昨年、心身障害者医療費支給制度に所得制限が導入されました。

2015年は同制度に年齢制限が導入され、二度にわたり制限が加えられたことになります。

この制度は県単事業のため県が削減するので

市も同様しなければならないと言うようなことを主張されましたが、

本当にそうでしょうか。

さいたま市は政令市で県と対等です。

そして、たとえ国や県が悪い方向に行っても

「さいたま市は、独自で市民をまもる」と言う立場をとること。

それが地方自体の責務でもあるのではないでしょうか。

今後は県単事業において、県が事業縮小した場合でもさいたま市は縮小しない。

独自で弱い立場の市民を守る。そういう独自性をもつことが必要であると考えますが、見解を伺います。

また、新年度は今年度に続き国保税が引き上げられます。

65歳以上の夫婦で、年金収入320万円では2700円、

40代の夫婦、子ども2人の家族で収入446万円では、6900円の引き上げになります。

さいたま市は、国民健康保険制度を持続可能な制度にしていくために2026年までに赤字を解消するとし、

一般会計からの法定外繰り入れをゼロにしていく方向性を示しました。

そのために国民健康保険税は、毎年段階的に引き上げていくしかないと言います。

国保税の2018年度の滞納者は23535世帯です。

これ以上の引き上げは滞納者を増やし、市民を苦しめるだけです。

法定外繰り入れは必ずしもゼロにしなければならないものではありません。

20154月衆議院本会議で政府も

「法定外繰り入れについてもそれを続けるかどうかは自治体でご判断いただく」と答弁しています。

つまり、県が一般会計からの法定外繰り入れをなくしていくように言っても、

さいたま市は独自で繰り入れを行っていくことは可能です。

今でも高い国保税に苦しんでいる市民がいます。

困っている市民を、より一層苦しめる国民健康保険税の引き上げは行わず、

一般会計から必要な分は繰り入れていくべきです。見解を伺います。

ここでもさいたま市の独自性が問われます。

国や県が悪い方向に行っても地方自治体の政治は独自で市民を守る責務があると思いますが、見解を伺います。

 

2,大型開発・ビッグイベント中心の予算から福祉充実の予算に変えることについて

 

はじめに今委員会で集中審査も行われたツールドフランスさいたまクリテリウムにおいて伺います。

3年以内に民間移行という議会決議に対し、

市は一般社団法人さいたまスポーツコミッションに民間移行すると言いました。

ところが、スポーツコミッションは市の外郭団体であり、

そこには市の職員を8名送り、市が人件費ももつ、スポーツコミッションには補助金も出す。

それでも民間移行したというのは、いわば、まやかしとか言いようがありません。

そもそも2013年、初めてクリテリウムbyツールドフランスを開催したとき、約2億円の赤字を出し、

市長は専決処分でその赤字分に市民の血税を充てました。

いわば、あの時点で、すでにクリテリウムは開催を続けることは許されず、

そして今回は民間移行もできず、つまり、クリテリウムは破綻したと言わざるを得ません。

もうこれ以上開催することは断念するのが筋。きっぱりと中止すべきと考えますが見解を伺います。

またビッグイベントとして、国際女子マラソン、トリエンナーレと次々と開催し、

そこには惜しみなく税金を投入しています。

そして、大型開発においては、来年度の都市局に係る開発関連予算の総額は約2594000万円。

また「運命の10年」のかけごえのもとに

大宮駅グランドセントラルステーション化構想に約13700万円の予算計上があり、

これからどれだけの税金が投入されるか計り知れないものがあります。

 一方でこの間、さいたま市は敬老祝い金の半減、難病見舞金の廃止など次々と福祉を削減し続けてきました。

 来年度の予算にして23億円の福祉削減ということが明らかになりました。

 「これから少子高齢化が深刻になるから持続可能な制度にするため」と言っておられますが、

 本当にその理由で今後も次々と福祉を削減して弱い立場の市民を苦しめていいのでしょうか。

 福祉削減の一方で、派手な開発やビッグイベントには際限なく税金を使う、

 それで本当に市民が幸せを感じるのでしょうか?

 市長がよくおっしゃる「住んでいてよかった、ずっと住み続けたい街」になるのか疑問です。

 派手な開発・イベント開催のうらで泣いている市民をつくらないでほしいです。

もうこれ以上、福祉は削減しないこと。

大型開発・ビッグイベント中心の予算から

福祉充実の予算に舵切りをすべきと考えますが見解をお示しください。

 

次にコミュニティバスについてと、

について、児童虐待について、文化・芸術行政について

質疑しました。

 

その内容は、明日、またお示しします。

 

また、後日動画でも配信いたします。