こんばんは。

 

今日、議会は常任委員会が開かれて、

議案・請願の討論採決が行われました。

 

私は、酷暑から市民の命を守る対策の強化を求める請願などの賛成討論に立ちました。

 

今議会、保健福祉委員会に市民から出された請願は5件。1つは継続審査になり、あとはすべて不採択。

 

私たち日本共産党市議団は、3件に対し採択すべきと主張しましたが・・・他会派はすべて不採択の立場でした。

 

その後、議案外質問が行われました。

 

議案外質問は、委員長をのぞいて11人の所属委員のうち7名のみが行いました。

 

私は、先日お示ししたように、

 

発達障がい児支援についてと移動支援について質問しました。

 

 

 

質問内容は、また後日、議事録ができましたら、答弁含めてほぼすべての内容をお示しいたします。

 

発達障がい児支援についての質問をするきっかけは、

 

発達障がいのお子さんがいる親御さんから、県のセンターは小学3年までの療育支援があるのに、さいたま市民は受けられないと相談が寄せられたことがきっかけでした。

 

さいたま市は政令市です。

県と対等です。

そのため、発達障害支援法のなかにも、「発達障害支援センター」は、政令市は独自で設置するようになっています。

 

さいたま市にも発達障害支援センターはありますが、相談は18歳以上となっています。

 

未就学の子は、療育センターひまわり学園とさくら草で受けられますが・・・学校に上がると受けられません。

 

今日の質問の答弁では、学校に上がったお子さんでも相談・療育は受けつけると言っていましたが、

 

療育センターひまわり学園は、申し込みを行ってから、88日も待たされる状況、療育センターさくら草は、54日も待たされます。

 

市は、「不安のないように対応します」と言いますが、不安だらけというのが、実際の保護者の感想です。

 

待たされる上に、ひまわりもさくら草も未就学児の専門なので学校に上がったお子さんにとっては不十分なものになります。

 

しかも、実際は、学校に上げると特別支援教育センターに相談するよう言われます。そこでは、療育は受けられませんし、保護者の望むような相談支援は受けられません。

 

この質問をするにあたり、先日、県の発達障害総合支援センターに行って参りました。

 

いいお話が聴けました。

 

県のセンターは発達障がい児に対応する職員の人材育成に重点をおき、研修をたくさん行っていることがわかりました。

 

 

この日も午後から研修とのことで、準備がされていました。

 

幼稚園、保育園、通所施設職員など発達障がい児に適切に支援ができるように研修を開催しているのです。

 

しかし、この研修にもさいたま市の方は受けられないのです。

 

さいたま市がこの役目を担わなければいけないですよね。

 

今日の質問では、人材育成の話までできませんでしたが、次回、必ず求める質問をしたいと思います。

 

市の発達障害支援センターは、もっと機能拡大すべきです!

 

療育訓練のお部屋も拝見しました。

 

 

 

ボールプール、私の息子は特別支援学校にあったこのプール、大好きでした。

 

実際はこのセンターでの個別・集団療育は行ってなく、研修目的で行っているそうです。

 

 

衝立のむこうは・・・

 

 

こうして囲いをすれば、自閉傾向の子も、他の情報に惑わされ混乱することなくいろいろなことができます。

 

ちょっとしたアイデアなんです。

 

それをここで、対応する職員が学んでいくそうです。

 

 

上の写真、「まつところ」に足の絵を貼っています。こうして印をつければ待つことができます。

 

ただ「待っていて」と言ってもどこで待っていていいのかわからないので、パニックになってしまいます。

 

自宅でも応用できますね。

 

特性をなおすことはできません。

 

こちらが認めてあげましょう。

 

「なおすことはできなくても、できることを増やすことはできる」とお話しいただいた言葉、忘れられません。

 

まさにその通り!

 

できること増やしましょう!

 

よいところをみつけましょう!

 

 

 

県の発達障害総合支援センターの事業には、地域療育センターというのがあり、越谷、入間など県内9カ所のセンターで療育相談支援を行っています。

 

対象は、未就学児から小学3年生まで。

 

これ、これを保護者は求めています。

 

さいたま市にはない支援。

 

小学3年までの療育・相談支援を早くさいたま市もつくってほしいです。