こんばんは。
5月23日、見沼区にある「春里どんぐりの家」に行って参りました。
風情あって、あったかい感じで、
引き込まれてしまうようなそんな素敵な施設。
ここにはろう重複障害の仲間が活動しています。
ろう重複障害というのは、聴覚障害と視覚障害,知的障害などの障害を重ね持った障害のことです。
ろう重複障害者の学校卒業後の進路はとても困難な状況にあります。
一般就労してもコミュニケーション手段がなく孤立してしまったり・・・
ろう重複障害者施設は全国でも数えるほどしかなくて、
埼玉県内には2つしかなく、そのうちのひとつが「春里どんぐりの家」です。
通所希望者が増え、今は、向かいの家も借りて2つに分かれて活動しているそうです。
春里どんぐりの家では、手話などでコミュニケーション支援をし、その人にあった授産活動を行っています。
みんなイキイキ、楽しそうに作業をしていました。
私も少し、忘れかけている片言の手話で自己紹介くらいのお話をしました。
実は今、春里どんぐりの家は心配事があります。
それは、
この地域、区画整理が行われていて、
どんぐりの家も数年後には移転をしなければなりません。
市は、曳家工法をすすめているようですが・・・
なにせ、築49年。老朽化も著しく、曳家は無理ではないでしょうか。
仲間たちは、今、2つに分かれて活動しているので、
みんな一緒にひとつのところで活動したい。
新しいところに新しい建物を建てて、カフェみたいのやりたいな。
という夢をもっています。
素敵な夢です。
必ず、数年後にはみんなの夢が形になって、
新しいどんぐりの家にお邪魔することが私の夢になりました。