こんばんは。
昨日、市政報告会をプラザウエストで開催いたしました。
たくさんの方にいらしていただいて、また、思いがけない方にもいらしていただいて、感無量です。本当にありがとうございました。
みなさんからの貴重なご意見、しっかりと今後の議会活動で生かしてまいります。
さて、12月4日、障害者交流センターで、創立15周年「さいたま市聴覚障害者大会」が開催されました。
私は、手話奉仕員養成講習会、入門コースに通っています。
講師がこの大会の事務局長を務められていたので、楽しみに参加させていただきました。
会場で、友人とも会えました。
彼女との出会いが、私を手話へと導いてくれました。
この日は166人の参加で、盛大に行われ、アトラクションでは手話のダンスが披露され、とても感動しました。
記念講演では、ろう者の生活、今までされてきた差別、困難など、また前進してきたことなどがわかりやすくお話しされました。
差別のことでは、その昔、あるろう学校が、野球大会で優勝したのに認めらず、甲子園にでられないことがあったそうで、本当に驚きました。
手話のお話では、昔、手話は使うことが許されなかったこと。
ろう学校の生徒は隠れて手話を使ったいたこと・・・だから、禁止されも手話はなくならなかった。
ろう者にとっての言語は手話です。
私たちは耳が聞こえるので、耳で聞き、声を出して言葉を使います。
でも、聞こえない人は、目で見て、手で表現して言葉を使います。
だから、手話は、日本語とは違います。
習ってみて、そのことが、さらに明確にわかりました。
私は、さいたま市に手話言語条例の制定を求める議会質問をしましたが、それに対して「そんなの認めたら、何もかも条例化しなくちゃならない、点字条例もつくるの?」
と、聞かれた方がいました。
点字は、日本語を点で訳するものです。
ですから、手話とは意味合いが、全く違うのです。
手話は、コミュニケーションの方法です。
今、他の政令市では、神戸、大阪、京都、浜松、そして来年4月には堺市が手話言語条例を制定するようです。
埼玉県では、昨年、手話言語条例ができました。ノーマライゼーション条例と同時にできたようです。
さいたま市は、ノーマライゼーション条例をいち早く制定しました。
その条例の中で手話の支援を考え行くような動きがあるようです。
けれども、それは違う。
福祉サービスとして手話があるのではなく、言語としてしっかり認めていただきたいのです。
県のように分けて考えなければいけません。