こんばんは。


先日、市民討論交流集会というのに参加して参りました。


テーマは、「道徳の教科化って、なんだ?」


文科省の中教審が、昨年10月に道徳を「特別の教科」として、


正規の教科に格上げする答申を出しました。


2018年度から道徳が教科になるようです。


今でも道徳の授業は行われています。


市民道徳をみんなで考える時間は、とても意味のある大事な時間です。


それが教科になると、教科書を使い、価値観を押し付けることにならないでしょうか?


多様な価値観が存在するのに、既成の秩序に服従させることは、個人の価値観の侵害にあたります。


道徳とは?


会場からこんな報告がありました。


「数年前、新大久保駅で、落ちた人を助けようと、ホームに飛び込み亡くなった事件がありました。その話をしたら、子どもたちは何も言えなかった」


それでいいのでは?それが正解ではないでしょうか。


現代は、「こうあるべき」と答えを求めすぎる傾向があります。


答えがないことが答えということもあるでしょう。


みんなで、どうあるべきか考え、意見を出し合っていくことが大切だと思います。


道徳は本当に必要で、素晴らしいものだと思います。


徳を問う、得ではなく徳を求める。


徳のある人物に成長するために。


道徳を教科化していくことがどういうことにつながるか?


この集会で、


教科化していくことで起きる危険性もみえてきました。


子どもたちに真に必要な道徳教育を望みます。