こんにちは。


今日は冷たい雨が降っています。


これから益々寒くなるようなので、みなさん、体調管理にお気をつけください。


明日から13日まで、議会文教委員会で北海道に視察に行きます。


国際バカロレアの調査です。


国際バカロレアとは

http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/1307998.htm


札幌市立札幌開成中等教育学校では、


IB(国際バカロレア)認定に向けた取り組みを行っているらしいです。


いろいろ思うところはあるのですが、まずは、行って参ります。



先日、受けたDV相談。


長年、夫さんから威圧的な態度をとられてきました。


どんどんエスカレートして、


生活費を全く入れなくなりました。


「お前は金の管理ができない。現物支給だ」 とお金ではなく物で渡したり。


パートの少ない収入と今までの預貯金、実母からのカンパで乗り切ってきました。


しかし、もう、我慢できない!


自立したい!


家を出るにはお金がいる。


どうしたらいいのだろう。


どこかで貸してもらえないのか?


市で支援してくれないのか?


担当課を呼んで一緒に考えてもらいました。


担当課は「DVはあまいものではない、近くに越してもすぐに見つかり、もっと暴力がエスカレートする」


県外、少なくとも市外に、その前にシェルターに入って・・・


ちょっと待ってください。


子どもがいます。


子どもには今の学校にそのまま通わせたい。


甘い!


逃げ隠れしないといけない。



どうしてなのでしょう?


どうして女は弱い者と決めつけ、逃げ隠れすることを勧めるのでしょう?


この方は、自分がおかれている状況が、おかしいと感じ、


公然と夫の暴力を断ち切ろうと決意したわけです。


そうした強い気持ちこそが、DVをなくしていく力となるのではないでしょうか。


そういう方を支援していく手立てが必要ではないでしょうか。



私は負けたくない。


夫の暴力に負けたくない。


「よし、頑張れ」とどうして言えないのでしょう?


そういう強い決意を持った方への転居費用の貸付制度すらありません。


DVなら公的シェルターに一時入り保護。


その間、子どもは学校にいけません。


夫が探しに来たら大変だから。


そして、県外に逃げてください。


それは本当に凶悪な方の場合、そういう手立てが必要でしょう。


けれど、すべてがそうでしょうか?



その方が言いました。


「結局、お金がないとDVからも逃れられない」


「DVは身体的暴力だけではなく、精神的、金銭的なものもDVであると、さいたま市もそう示しているのにその手助けは何もない」


電話相談等では、そんな夫、さっさと別れましょうと言いながら、


転居費用がないと言うと「貯めましょう」と言うという。


貯められるはずがない・・・


諦めてしまう方が多いのです。


市の担当課もDV被害だから、県外へ行くべきとしていますが、


実際にこの方がお金があって、ご自身で市内に転居すると言ったら止めないでしょう。


ご自身で決めたのだから頑張ってくださいとおそらく言うでしょう。


現に財力がある女性は、子どもの学校を変わることなく、学区内に転居しているでしょう。


担当課の言うような最悪のケースになどなってないわけです。


どこかおかしいです。


一億総活躍社会


女性が輝く社会


今の政府が示しているのは、一部のエリート女性のみがより一層輝くことのように感じます。


全ての女性が輝く、活躍できる社会を目指すのなら、


底上げこそ必要です。


シングルマザーへの支援もそう。


そして、このように、自ら自立に向けて羽ばたこうとしている女性にこそ、最大の支援を!と私は声を大きくして言いたいです。