台風18号、甚大な被害がでています。


鬼怒川の氾濫で、家屋、車、そして人が流されてしまいました。


被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。


特別警報が出た栃木、茨城両県のほか、福島県でも50年に1度の記録的大雨が降った場所があり、


依然として新たな土砂災害や河川の氾濫、浸水などに最大級の警戒が必要とされています。


さいたま市でも以下のように被害がでました。


http://www.city.saitama.jp/006/014/008/003/004/006/p043605.html


土砂災害警報も出され、避難所も開設されたようです。


本日は、議会で、各常任委員会が開かれ、


議案審査が行われました。


私の所属する文教委員会には2つの議案がかけられいます。


そのひとつが、少年自然の家を一本化し、赤城少年自然の家を廃止し、


舘岩少年自然の家のみにしていくというのがあります。


本日、本来なら、議会に舘岩から職員が来る予定でしたが、


台風被害のため、審査に来ることができない事態でした。


これからますます想定外の災害が起きるのでしょうか。


その根本は、やはり地球温暖化によるものなのでしょう。


今日もそうでしたが、いつ、舘岩が災害等で使えなくなることが出てくるとも限りません。


そういう意味では、一本化より、複数持っている方が望ましいと言えます。


一本化によって、さいたま市の児童生徒が、同じ場所に行き、同じ体験ができるようになる。


市は、そう、利点を掲げました。


けれども、一本化に伴い、施設は大規模化。


収容数も増え、(実際に舘岩には200人分の施設をプラスするそうです)


混雑による生徒のストレスは?


今、子どもたちの置かれている状況は複雑化しています。


大きな場所に大人数集まることは、子どもにとっていいこととは思えません。


それに、先日議会で一般質問しましたように、


インクルーシブ教育のもとで、


発達障害児等が通常学級でさらに多く学ぶことになるでしょう。


自閉傾向の子どもは、私たちが人混みで感じるストレスの


何十倍ものストレスを感じると言われています。


その子たちのことを考えても、一本化は心配です。


それと、今日の議案の審査では、


旧浦和の先輩議員からも


赤城の歴史、伝統がしめされ、


愛着のあった施設が、なくなってしまうことへの寂しさ、悲しさが語られました。


安易に施設を廃止してはならないとつくづく思いました。


伝統文化は、大切に守り続けていくことが重要ではないでしょうか。


赤城がなくなってしまうことは、本当に悲しいことです。