4日にさいたまを出発して、

息子と広島に行きました。



さいたまでバスを待っている時の写真です。

ごきげん、ごきげん(*^_^*)

東京駅に着いて、お互いトイレ。

「ここで待っていてね」

甘かった…

待っていなかった…

探して、探して、パニックの私。

居ましたよ、駅内のコンビニに!

よかった~

けれど…

乗り遅れた~新幹線。

1時間ほど遅れて、広島に到着。




広島に来た目的は、

原水爆禁止世界大会に参加するため。

開会式が行われている
グリーンアリーナに到着。



すごい人で勢いを感じました。

今年は特に特別な年。

集団的自衛権行使容認が閣議決定され、

首相は、国を守るためとか、
明白な危険が起きる時の限定行使とか。

人が人を殺して、
平和なんか守れるわけないのに。

戦争が始まるときって、
そうやって、
どうしても必要だからと
自国のためだからと、
そんなきれいごとを並べて、
始まるのだと思う。

その前には、秘密保護法も決まり、
この国は、また、同じあやまちを
繰り返すのか?
と、
本当に恐ろしい。

そんなことを考えていると息子はトイレへ。

ところが、出て来たら、
えーっ!
なんで?裸で?

あせりました。

どうやら間に合わず、
服を濡らしてしまったので、
脱いだらしい。

あわてて着替えさせ、
濡らした服を持ってこさせ…

離れて暮らしているので、
大変さを私、忘れてしまったらしい。

開会式が終わると、
あわせたように雨。

雨の中、歩いていると、
ガクッと息子はつっぱり、
倒れそうに。

てんかん発作!

親切に傘を貸して下さった方、
ありがとうございました。

とりあえず、目の前にホテルがあったので、
そこに二人で避難し、交流会は諦めました。

雨に濡れ、発作による失禁で下も濡れ、
冷えたのか、震える息子。
体も熱いように感じました。
そういえば、来るとき鼻も出ていたから、
風邪気味だったかも。

タクシーを呼んてもらって、
30分くらい待ったでしょうか、
無事、泊まるホテルへ。

と、えーっ!
息子の大事なバッグがない!

息子はいつも肩から
ウエストバッグのようなものを
かけて持ち歩いています。
そこには、彼の大事な障害者手帳も。

息子はこだわりからか、
忘れものをしないタチだと
思っていたのに…

タクシーに忘れたのでしょう。
あわてて連絡し、
そうそう、領収書をもらってよかったですよ、
連絡先がすぐわかったから。

親切なドライバーさんが届けてくれました。

ホテルの部屋でも発作が
しばらく頻繁で、
やっと収まってきたので、
食事へと。
外は大雨だし、ホテル内の喫茶店で済ませることにしました。



息子は大変機嫌がよくて、

この笑顔!

はげまされました。

夜も発作が出て、
翌朝も辛そうだったので、
分科会の参加も諦めました。

このまま帰ろうかと部屋で
途方に暮れ、
まずはコインランドリーで、
息子の失禁の服を洗いました。

そうだと思い、
この際、オムツを買いに行こう!
このまま帰るにしても、
新幹線の中や
道中で発作になれば、失禁だから。

と、やることが決まると
なんか元気が出て、
息子を連れて買い物へ。
息子も表情はいい。

どこかにドラッグストアーはないかな?

と歩いていると、

美容室の看板。

そうだ、髪を切りなさいよ(*^_^*)

息子の頭はヤマアラシのようだったから。



すっかりさっぱりして、

上機嫌の息子。

とってもいい美容師さんで、

しかも安い!
1600円でした。



お昼はお好み焼きを食べて帰りました。

度々、小発作が出て、
オムツはありがたいと思いました。

久しぶりの息子との珍道中。

息子は中学2年で初めて
てんかん発作を起こしました。

以来収まるどころか
ひどくなる一方のような気がします。

いろいろ薬の調整をしてもらっていますが、
発作を止めることは難しいですね。

様々な困難を抱えながら、
それを受け止め
前向きに生きている息子が
愛おしくてなりません。

自分ではどうしようもないこと、
他の人をうらやむより、
自分しか得ない幸せを感じられる人生を歩んでほしいです。

福祉がどんどん削られ、
財政難だから我慢しろと言われても、
医療や介護の縮小は、
当事者にとっては、
早く死ねよと言われているのと同じです。

共生社会とは、全ての人が尊重され
命を大事にして、互いに認め合い、
支え合う社会です。

私自身、息子に与えたもの以上に
息子から与えられるものの方が大きいです。

世界中の人々が互いに認め合い、
支え合う社会を願って、
豪雨の広島をあとにしました。