こんばんは。


今日は、朝から忙しい日でした。


会議、懇談、相談。


なんでなんだろう?


なんで、より弱い者、困っている人を苦しめるようなやり方なんだろう?


と言うのは、生活保護のことです。


生活保護基準が


来年4月までに3段階で引き下げられる予定です。


これは、保護受給者だけでなく、


就学援助や様々なところに影響が出るでしょう。



生活保護の受給者は、


過去最多とか。


それは、働きたくても仕事がない。


低賃金。


働きすぎで身体を壊した。


それらの理由によるもの。


そこを改善すべきなのに、


なんで?


不正受給ばかりに目がいくのだろう?


実際には、不正受給など、ごくわずかです!


たしか、1%くらいのもの。


むしろ、問題なのは、


本来、受けるべき人が受けてないことだと思う。


日本は諸外国に比べて、とっても受給者が少ない。


困窮者の7割、8割の方が受けていないと言われています。



さいたま市では、2012年2月に孤立死がでました。


親子3人 の方がどこにも相談することなく、

誰にも気づかれずに家で死んでいた。

発見は、数か月後。


ぞっとするような、痛ましい事件です。


そのことをうけて、もう二度とそのようなことが起きないように、


さいたま市は、水道局などと連携する「孤立死を防ぐためのガイドライン」を出しました。


でも、もう、そのことはすっかり忘れてしまったようです。


今は、不正受給を罰することしか頭にないようです。


生活保護ホットラインをつくって、


市民のみなさんに情報提供してもらおうと。


その情報は、もちろん、困窮者を探すこともありますが、

不正受給を探すことが一番の目的のようです。


さいたま市は、「生活保護適正化」として、


専用電話とメールで情報を呼びかけ、

「市民に協力してもらい、不正件数を減らしたい」と言っているそうです。


いつの間にか、救える命を救おう!から

ずるい人を探そう!

に変わってしまった。


そりゃ、私も不正は絶対いけないと思います。


でも、一番大事なのは、


本当に困っている人を助けることではないでしょうか?!


みなさん、覚えていらっしゃいますか?


さいたま市で孤立死事件が起きた同じ2012年。


札幌で、


42歳の姉と知的障害の妹の遺体が、


マンションで見つかった事件。


お姉さんは、何度も何度も、役所に相談に行っていたんです。


でも、役所は「仕事をちゃんと探して」


「家族に面倒見てもらえ」などと言って追い返しました。


探しても仕事が見つからないから相談しているのに。


親戚にお願いできないから、相談に行っているのに。


あんまりです。


「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」


憲法25条です。


生存権。


お姉さんはどんな気持ちだったでしょう。


たしか脳内出血かなにかで亡くなっていた。


体調も悪いと相談していたでしょう。


でも、がんばれと言って、追い返したのでしょうか。


知的障害の妹は、


凍死したんですよ。


お姉さんが死んで、


一人では、どうすることもできなくて、


電気やガスも止められて・・・


怖かったでしょう。


辛かったでしょう。


悲しかったでしょう。


私は涙が止まらないです。


もし、同じように障害がある息子がそんなことになったら・・・


たまらないです。