(神奈川県横須賀市長沢)

 

 

今日も暑かったな~。

今日は台東区池之端の「池之端句会」。

朝九時開始という、私が担当している句会・講座で一番朝が早い。

やや寝不足だが、昼前に終わるので、時間的余裕があって、句会のあとの開放感がハンパない(笑)。

今日は「蘇民将来」の句が出た。

 

〈蘇民将来〉(そみんしょうらい)

「備後国風土記」に記されている人物。

日本各地に伝わる説話、およびそれを起源とする民間信仰。

主にスサノオミコトを祀る神社で「蘇民将来子孫」と記した護符を配り、その札を門口に貼ると災厄や疫病から免れると言われている。

京都の祇園社が有名。

 

〈蘇民将来の伝説・由来〉

旅の男が裕福な弟の「巨旦(こたん)将来」に宿を頼んだが断られ、貧しい兄の「蘇民将来」は喜んでもてなした。

後に男はふたたび里を訪れ、蘇民の娘を除き、皆殺しにしてしまった。

その男はみずからスサノオノミコトだ、と正体を名乗り、以後、茅の輪を付けていれば疫病を避けることができる、と蘇民将来の娘に教えた。

夏越の祓い、茅の輪くぐりの行事もこれが発祥のようだ

「蘇民将来」のことは時々、俳句で見るし、その札を見たことがある。

京都の祇園社が有名だと考えると、この「皆殺し」とはおそらく「疫病による大量死」を暗示しているのではないか。

祇園祭は疫病退散を祈願した祭りだ、と聞いたことがある。

 

で、ふと思うのは、

 

「蘇民将来」ってなんだ???

 

ということ。

もちろん人の名前だというのはわかる。

しかし、どう考えても日本人の名前じゃない。

なんとなく中国系の名前のような気がする。

ちょっと調べてみたが、あんまりそれに関する情報は見当たらなかった。

 

 

句会のあとは炎天下、10数分歩いて、上野の「美濃金」へ。

ここは2回目の訪問。

岐阜の鰻の有名店で、ここが東京進出の一号店のようだ。

東京は全国のうまいものがあつまるからいいな~。

東京とは違う蒸さない蒲焼だが、まあ、これはこれでうまい。

 

句会のあとは横須賀へ。

ここで2、3日仕事をしてのんびり過ごす。

しかし、暑い、クーラーなしでは過ごせない日々となった。

 

 

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