(東京都豊島区池袋 JR池袋駅)

 

 

東京は雨。

今日は東京都池袋の「第二谷端川句会」。

句会が終わった夕方は結構強く降ったが、今はもうやんだようだ。

 

ところで、東京都知事候補・石丸伸二さんのYouTubeで「経常収支比率」という言葉を知った。


経常収支比率は地方公共団体の財政構造の弾力性を表しており、人件費、扶助費、公債費などの経常的な経費に、地方税、地方交付税、地方譲与税などの経常的な収入がどの程度充当されているかを比率で示しています。
比率が高いほど財政構造の硬直化が進んでいることを表しています。

ー岡山市のHPよりー

 

これだけ読むとよくわかないが、つまり、

 

「収入」における「出費」の割合

 

を示したものだ。

100億円の収入があり、90億円の出費があれば、経常収支比率は「90%」だ。

この場合、10億円が余っているわけで、その自治体には10億円の余裕が出来る。

で、その10億円で例えば図書館などを新築したり、福祉・教育などに投資出来たりする。

つまり、低ければ低いほど、総体的にその自治体は経済的に余裕があり、豊かであるわけだ。

80%台でおさまっていれば、その自治体は「健全」であると言われている。

 

で、ちょっと調べてみた。

わが横須賀市は、

 

令和4年 99.1%

 

とかなりやばい。

びっくりしたのは令和元年は102.2%、令和2年は101.8%だった。

横須賀市はここ最近、人口減がかなり進んでいるのでそれに対応出来ていないのだろう。

これから横須賀は公共料金(水道料金など)の値上げや、住民サービスの低下が懸念される。

 

わが事務所があり、月の半分以上を過ごしている杉並区はどうだろうか?

 

令和2年 86.4%

 

と、まあ、さすがに「東京」だ。

他に、

 

東京都葛飾区 78.4%(令和3年)

東京都墨田区 79.9%(令和3年)

東京都世田谷区 80.5%(令和3年)

東京都港区 67.6%(令和5年)

 

と、東京の自治体はどこも「リッチ」だ。

港区などは驚嘆すらする。

が、その一方で地方が貧しくなっている現実を考えると、「東京一極集中」の弊害と言えなくもない。

長野県軽井沢も64.4%(令和元年)とさすがに凄い。

 

大阪府大阪市は85.1%(令和3年)だが、その前年は93.4%で決して豊かとは言えない。

神戸市でも97.1%(令和4年)である。

以下、

 

広島市 98.2%

仙台市 98.5%(令和3年)

福岡市 90.3%(令和3年)

さいたま市 93.5%(令和3年)

千葉市 98.1%(令和5年)

 

と昨今、高島市長の元、急成長している「福岡市」は頑張っていると思うが、関西や主要都市と較べても「東京独り勝ち」の感は否めない。

横浜でさえも、

 

97.9%(令和4年)

 

だ。

さらにわが横須賀の隣の三浦市は、

 

104.2%(令和元年)

103.6%(令和2年)

95.2%(令和3年)

100.6%(令和4年)

 

とかなりやばい。

北海道夕張市が破綻した時は、「119.9%」だった。

 

やはり、この不均衡を是正しなければ、日本全体の発展は望めない。

石丸市長の言うように、東京に力がある内に、この問題に取り組みべきだと私は思う。

 

明日は高円寺の「香林句会」以後、土曜日まで句会が連続。

「香林会」、同じ高円寺の「IMAGINUS句会」は人が増えているが、こちらの句会は人が減っていて困っている。

興味のある人、見学に来てください。

 

 

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