(東京都杉並区西荻窪)
睡りても大音響の桜かな
(ねむりても だいおんきょうの さくらかな)
角川春樹
今日は雨、なんだかこの一週間ずっと雨のようで残念だ。
昨日、友人と「花見」をしようということになったが、その日も雨のようだ。
どうしようか…。
(東京都江東区門前仲町)
今日は門前仲町で行われる句会「東雛句会」。
毎月ではなく、年に数回、講師として呼ばれている。
少人数の句会だが、和気あいあいとして楽しい句会だ。
私も3回目の出席なので、だいぶ親しくなってきた。
句会のあとは有志で飲み会。
雨天で16時だというのに飲み屋は結構な混雑。
2時間ほど飲んで散会した。
(清洲橋)
(隅田川から望む豊洲マンション街)
小雨の中、門前仲町から一駅先の茅場町まで歩く。
途中、清洲橋を渡る。
雨のせいか、隅田川は満々と水をたたえている。
すぐ向こうに佃島(月島か?)のマンション群が見える。
なんだか別の世界を見ているようだ。
余計なお世話だろうが、佃島も月島も江戸時代の人工島。
こんな小さく、平べったい埋立島にあんなの建てて大丈夫なのだろうか。
まあ、そんなこといったらこのあたりはほぼ海抜ゼロメートル地帯で、地震が来たら大変なことになりそうだ。
掲句。
桜は「大音響」を発しない。
しかし、満開の桜は「耳に聞こえない大音響」を放っている。
その音を聞き取れるのは「詩人の耳」「詩人の魂」だけなのである。
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