沖縄ってホントにあたたかいな~。

昨日はホテルのWi-Fi環境が最悪で、まともにアップ出来なかった。

昨日も今日もはティーシャツに薄いジャケットを羽織って出かけたが、ジャケットも要らないくらいだった。

曇天で時折、小雨がぱらついたが、それでもあたたかい。

滞在中に一日でいいから青空と、輝く海を見せてもらいたいが、那覇市役所に「水不足深刻、節水を」という大きな垂れ幕が下がっていた。

私は晴れて欲しいが、島民からすれば少しでも雨が降って欲しいようである。

 

 

昨日はまず「那覇市歴史資料館」へ。

旅をするにはその地を地形や歴史、風土を知ってから歩くと余計に楽しめる。

 

 

知らなかった…、「那覇」って元々は「島」だったんだ。

国際通りとか、今の繁華街はほぼ埋立地であるようだ。

しかし、かつては中国の朝貢国であり、その後、薩摩藩の統制下に入り、明治維新に日本に組み込まれ、戦後、アメリカに占領され、今、日本の一都道府県に復帰している。

「苦難」と言っていい歴史を歩んできたのだな~、と感嘆した。

しかし、まあ、アメリカだって元々はスペインの植民地だったし、中国だって異民族に何度も支配されているし、朝鮮半島だって中国や日本に翻弄されて来た。

ベトナムもシンガポールもハワイも同様。

日本(本土)のようなラッキーな歴史を歩んできたのはむしろ稀なのかもしれない。

 

 

そのあとはモノレールに乗り「首里城」へ。

首里城本殿は数年前に消失してしまい、現在再建中。

ここからの風景がよかった。

海の先にいくつかの島が見える。

好天ならさぞきれいに見えただろう。

 

 

岩肌を見るとここがサンゴ礁の島であることを実感する。

ほぼ全てが「石灰岩」だ。

石灰岩はサンゴ礁の死骸から出来ていて、他の石と較べると実に脆く風化しやすいのだ。

 

 

地味だが一番感嘆したのは「首里城」周辺の石畳の道。

どこも観光地化しているが、ここだけはタイムスリップしたかのような雰囲気があり、いにしえに思いを馳せることが出来る。

 

 

昼は念願(?)の「ソーキそば」を食べた。

超人気店だったが、13時過ぎだったのでなんとか座れた。

おいしかったが、薬味というのだろうか、味変の為にテーブルの調味料だの、葉っぱ(?)を入れてみたが、唐辛子が一番うまかった(笑)。

やっぱり食文化も日本とより中国の影響のほうが大きいのだろうな~。

 

 

驚いた。

向日葵が咲いているではないか…。

さすがに早過ぎると思うが、咲いているのだからしかたない。

 

 

そこからさらに歩き「波の上公園」へ。

まだ「沖縄の海」をじっくり見ていないので海を見ようと思った。

那覇市で唯一の海水浴場らしい。

海も砂浜も実にきれいだった。

 

ところで那覇市って結構人や家が密集している。

調べてみると、各都道府県の県庁所在地の人口密度は、

 

東京(新宿区)

大阪(大阪市)

神奈川(横浜)

 

に次いで、なんと全国で「第四位」である。

さいたま市、名古屋市、福岡市、神戸市よりも多いのだ。

一昨日、若い人が多い感じがすると書いたが、沖縄県は出生率が「1・86」(2021年)で全国1位だ。

二位(島根県)が「1・69」だから断トツの1位と言っていい。

 

なんだか未来があるように思えるが、そうでもないようなことをタクシーのおじさんが言っていた(笑)。

 

 

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