(東京都新宿区東新宿)
ぬかるみに尻餅つくなでかい蝶 小林一茶
新しいスマホで撮った写真を載せてみた。
やっぱり前のスマホよりいいような気がする…。
今日も実に暑かった~~。
長い距離を歩けるような暑さではない。
今日は仕事の打ち合わせ。
俳壇だの、マスコミだの面白い話が聞けた(笑)。
掲句。
昨日は「俳句の『軽み』と『安み』」について書いたが、この句も「かるみ」だな~、と感心する。
「尻餅」「でかい」が俗語。
「ぬかるみ」も「和歌」ではあまり見かけない言葉だ。
「つくな」も俗語であり口語。
「雅語」ではなく、全てが「普段着の言葉」(俗語)で表現されている。
「安み」とは何が違うのか?
「蝶が尻餅をつく」というのが実に斬新、天才的である。
大きな蝶が「ぬかるみ」をすれすれに飛んでいるのだろう。
その蝶に向かって、
滑って転ぶなよ~。
と呼びかけているのだ。
「でかい蝶」というのも大胆でありながら的確。
「胡蝶」(小さい蝶)なら、そういう発想にはならないだろう。
時々、一茶は、天才と言う点において、芭蕉を上回るのではないか、と思う時がある。
明日は、その「小林一茶」を立川市民講座で講義する。
『松尾芭蕉紀行文を読む会』 ご参加ください!
【日 時】 毎月第1土曜 10時~11時半 ※初回8月5日(土)
【会 場】 プロムナード荻窪2号棟集会所
杉並区桃井3-7-2(QUEEN‘S伊勢丹向い)
【講 師】 林 誠司
〇芭蕉の五大紀行文の内、「おくのほそ道」を除く、「野ざらし紀行」「鹿島紀行」「笈の小文」「更科紀行」を朗読、解説。 〇8月から約1年を予定
〈会 費〉3回分4,500円 ※3ケ月更新
【申 込】林 誠司
〒167-0042 東京都杉並区西荻北4-14-3-204
FAX:03-3397-3251 Mail:seijihys@yahoo.co.jp
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