(神奈川県三浦市)
今日は池袋の第一谷端川句会。
新規で4名の方が参加していただいた。
コロナ禍でいくら募集しても増えなかったが、今回一気に増えた。
句会担当の方と頭を傾げたが、やはり、コロナ禍も過ぎ、みなさん、行動が活発になって来たからだろう、という結論になった。
実にありがたいことだ。
ところで最近「ChatAI(チャットエーアイ)」が話題になっている。
「ラブレター」「小説」「論文」も勝手に作成してくれる。
当然、「俳句」も作ってくれる。
知り合いの俳人が、早くも「ChatAI」で「俳句」を作り、SNSで披露していた。
作品を見たが、とても「俳句」と呼べる代物ではない。
しかし、その方は、
今後、どんどん情報を覚えてゆけば、いい俳句が出来てくるだろう。
と言っていた。
ふと思う。
私は句集制作の他、「俳句講座」「句会」の指導を生業としている。
それにより、一定の収入をいただいている。
私の仕事は句会で、いい句を選び、それを誉め、イマイチの句は欠点を指摘し、添削するのである。
特に初心者に「添削」は喜ばれる。
しかし、そのうち、「ChatAI」で、
この句を直してください。
と頼むと、上手に添削してくれるはずだ。
そうなると、私の出番は無くなってしまう…(苦笑)。
もっと考えれば、俳句の創作自体、「ChatAI」が代りにやってくれるようになると、「俳人」自体要らなくなる。
「作家」「詩人」「歌人」も要らなくなるわけだが…。
まあ、必ずそうなるわけではなく、将棋の様に「AI」を参考に対局するように、俳人も「ChatAI」で原案を作り、それを参考に、作品を完成するようになるかもしれない。
そうなると、僕のような者の出番は無くなり、頭脳明晰な人だけが活躍するようになるだろう。
ただ、俳句は「人交わりの文学」である。
「人との交わり」無しに俳句という「座の文学」は成立しない。
まあ、もしそういうことになっても、みんなとわいわい騒ぎながら俳句や芭蕉の事を楽しく話す…、そういう需要はまだあるような気がする。
そういう分野は、私、わりと得意である(笑)。
池袋の句会を終え、横須賀に戻ると、久里浜の書店に寄って『安倍晋三回顧録』を買った。
残り一冊だったが、買えてよかった。
本当に今でも心にポッカリ穴が開いている。
いたるところで「安倍さんが生きていたら…」と思うことが多い。
これからじっくり読みたい。
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