(神奈川県横須賀市野比)
さみどりの何より深し柿の花 誠司
横須賀に滞在している間はなるべく散歩をするようにしている。
いつもは「海辺」、たまに京急長沢駅と津久井浜駅の北側の「里山」を歩くのだが、ちょっと飽きてきたので、他に散策ルートはないか調べ、「YRP」までの散策ルートをネットで見つけたので歩いてみた。
「YRP」とは「よこすかリサーチパーク」の略である。
なんだかわからないが、NTTだの富士通だの研究所(?)があるらしい。
ここはいい。
こんなのどかな風景がまだ、しかも、自宅マンションの側にあるんだ…、と感嘆した。
アップダウンが多いので、普通の散策よりはややきついが、平地を散策するだけでも十分楽しめる。
まずは長沢鎮守の「天照神社」へ。
「鎮守」は土地の守り神。
長沢に住んで5年になるが、まだ挨拶に行ってないのは迂闊であった。
結構急な石段で、本殿に着いた時にはぜ~ぜ~した。
拝礼を済ませ、降りて北へ向かうと、見事な風景が続く。
ここからは「YRP」までおだやかな里山の道が続く。
栗の花
柿の花などが咲いていた。
「YPP」に向かっては坂道になる。
登る途中の眺望も素晴らしい。
上りきると「茅花流し」の世界だった。
「茅花流し」というと、角川照子先生(「河」主宰)の絶句、
もう一度茅花流しに立ちたしよ
を思い出す。
(出来ることなら…)ここに先生をご案内したいものだ。
ここを抜けると、一気にビジネスの世界になる。
ここが「YRP」。
ここでちょっと一休み。
土曜日なので、人はほとんどいない。
が、奥に公園があり、そちらへ行くと、そこそこ人がいる。
きっと平日はサラリーマンの昼休みの散策の場なのだろう。
感心したのは、途中からは手つかずの自然があり、環境保護の為、途中からは立ち入り禁止になっていた。
三浦半島の自然をそのまま残そうとしているのだ。
帰りも(休耕田だが…)「棚田」の風景がある。
いつもの散策よりはちょっと時間はかかるが、ここを「週末散策」のコースにしようと決めた。
海は近いし、里山がとても美しい。
あらためて、僕はいいところを選んだな~、と思った。
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