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手をひらくやうに波あり晩夏光     誠司


唐津城を見学した後、虹の松原へ向かいました。

ここは黒松が約100万本もあり、幅400~700mの黒松林が約4キロにわたって続く名勝です。
昔、「二里の松原」と言われていたのが「虹の松原」へと呼び名が変わっていったようです。

海辺の松原は全国に数多くありますが、ここの松原は実に美しく、網目のように影を落とした松原(写真・下)には涼やかな風が吹きぬけています。

海のほうへ向かうと柵を抜け、おだやかな唐津湾の海原が広がっています。

正面には泳いでいけそうな距離に、高島(写真・上)があります。

ここは遊泳禁止なのか、そばには誰もおらず、のんびりと海や松原を眺めていました。

美しい松原には必ず美しい伝説があります。
三保の松原には天女伝説がありますが、ここには悲恋の物語があるそうです。

美しい風景は、人間の美しい幻想を呼び起こすのでしょう。
詩心の根本を見たような気がします。