勤務時間もそろそろ終りの頃、N先生からお電話をいただく。

N先生は1月20日のブログで書いた「俳句朝日の終刊」でご登場いただいた先生だ。
先生は今、大学で経済学を教えておられる大学教授だ。

「今日は入学試験でね。さっき終ったんだよ」

と仰る。
一息ついたので、なんとなくインターネットで、自分の俳号を検索してみたら、なにやら「林誠司の俳句オデッセイ」なるブログがヒットしたという。

「何か自分の俳句のことでも書いてくれているのかな?」

と思って、覗いて見るとそれらしいものは無く、そのかわり、

「酔っ払って電話をかけてくる、話の長いN先生」

という記述が出て来た。

「これは○○先生? それとも○○先生のこと?」

と同じNのつく俳人の名前を挙げて、私をいじめる。

「どうも先生、本当にすいません……。
 でもN先生としか書いてないのに何で先生の名前でヒットしたんでしょうか?」

「いや~それはわからないけど、たぶん『酔っ払ってかけてくる』とか『話が長い』とかでヒットしたんじゃない?」
「それはありえませんよ!」
「ハハハッ、話はそれだけ。まあ『話が長い』と悪いから、じゃあ、『長電話しちゃ悪いから』切るね」

電話を切った私は汗びしょり!
悪い事はできないものだと思った。
それにしても、「N先生」としか書いていないのに、なぜ先生の俳号を検索するとヒットしてしまうのだろう?

おテント様はお見通しというわけか。
本当に悪い事はできないものだ。

すいませんでした。
七田谷まりうす先生。
また、ぜひお電話ください。
ゆっくり長電話しましょう。