今回、同様な意見(未成年の子どもを持つ親に、子どもの数に応じてその親に1票を与える)に賛同するか否かのアンケートがありその結果が出ていた。

 

 

 「ドメイン投票」はシルバー民主主義を改善できるか

 

有効回答数:532

 

> 賛成(64.8%) 反対(29.1%) どちらともいえない(6.0%)だったそうです。
賛成意見が多かったのは安堵しました。

 

 

>  (賛成)理由の筆頭は「『シルバー民主主義』は問題だと思うから」(70%)。

>  続いて、「社会保障などの世代間格差を解消するために有効だと思うから」(65%)

となっており、世代間格差に対する問題意識の高さがうかがえます。

 

>  (反対理由は)「必ずしも親が子どもの意見を反映するとは限らないから」が8割(79.4%)と多く、

> 「子どもを持たない人や、子どもが少ない人に対して不平等な制度だから」が約半数(46.5%)を占めました。

 

今回のアンケートの賛成理由に下記の事がなかったのは残念でした。(株式会社リコーの浜田広取締役会長のご発言より抜粋)

 

自分の投票、選挙権ではないですから責任意識が倍加します。この子たちの将来の日本のためにどの政治家が一番考えて動いてくれているかという目で見るんです。今の自分の選挙権を行使するのと違う目で見るため、今、余りにも政治が短期思考になっていますので、少々長期で物を考える政治家に投票するようになる。それが選挙民の目覚めというのではないかという意味でこれは提案しております。

 

また、反対理由選択肢は私から見ると意見とは思えないものばかりでした。

そして、反対理由の選択肢に下記がないのも不満でした。

・憲法学では学問的通説となっている一人一票の原則と矛盾しており、民主主義社会では相容れない一票の格差不平等を生むため、民主主義社会の崩壊につながる。

 

このような分析をすると今回のアンケートは世代格差(シルバー民主主義)からアンケート作りを始めその範囲を超えていないように思えます。

 

投票数が少ないとは言え 賛成意見の5.8% 反対意見の20.0%を占めるその他の意見の内容を聞きたいものです。