医療に携わる方々の生きがいと哲学
2019年7月、30名を超える死亡者が出る痛ましい放火事件があった。
お亡くなりになった皆様は当然、ご家族の皆様、この事件で少なくとも弱い気持ちになった皆様には、哀悼の意を表します。
3月5日 こんな画像でごめん。
でも、今、この容疑者を患者として診ている医療チームのみなさんは、容疑者ではなく、一個の生命をどう助けようかと苦闘している。
30名を亡くす犯罪を犯した容疑者の生命を助けるため、それこそ、死に物狂いだと思う。
でも、これって、哲学的には、すごい大事なことだと思う。
税金無駄遣い、なんて話ではないと思うね。
それで、もし助かったとしよう。
裁判で、二つ。
一つは、心神喪失状態。
罪には問えません。
遺族は狂うよね。
せめてあの病院搬送されたときに、苦しんで死んでほしかった、くらいに思うかも。
二つは、死刑判決。
遺族は溜飲が下がるかも。
だけど、この時助けた医者はどう考えるんだろうか?
殺す命を助ける意味は何だったんだろうか、って。