今朝、私と同じくドラえもんが大好きな三島さんがTwitterでひみつ道具「バイバイン」の話を書いてられたわけです。※もっとも「サイフの中で無限増殖するみしまやのクーポンなんとかなりませんか」という私のつぶやきに反応してくれたんですが。
このバイバインという道具がでてくるお話、小学生の時にドラえもん全巻を揃えたSEIJIとしてはとても恐怖のお話だったわけです。と、思ってたらどうも他にもそんな人もたくさんいたみたいでドラファンの中でけっこうバイバインの話はよくでてくるようです。
ではこのドラえもんの中にあった「バイバイン」というお話はどんなものだったか軽く説明。
のび太は栗まんじゅうが大好き。
(この話以外で他にこの設定でてきたっけ?)
おやつに栗まんじゅうが出てきて喜ぶのび太ですが、そこは日本一のギャグマンガの主人公。それだけではおわりません。
「ねぇ、ドラえもん」
からはじまる驚きの超理論を展開します。
「この栗まんじゅう、食べるとうまいけどなくなるだろ。
食べないとなくならないけど、うまくないだろ。
今の私なら迷わず
「お前はどこのさわこだーー!」
と力いっぱいツッコむところ(※前回のらじお千里をお聞きください。)なんですがさすがは日本一有名なミドリではない方のタヌキ(青)、すらっと返します。
「あるよ。」
昔キムタク主演のドラマにこんな人が出てた気がしますがそれは気にせず無表情にそう答えたドラえもんが出したのが例のバイバインという道具。
液状クスリのバイバインをなんにでも1滴ふりかけるだけでその物体は5分ごとに分裂するという道具。
「ちゃんと残さずに食べるんだよ」
のび太にそう言いつけて立ち去るドラえもん。
察しのいいみなさんにはおわかりだと思いますが案の定のび太は「増えた分をたべていけばずーっと栗まんじゅうが楽しめるぞ!」と年寄りの資産運用みたいなことを言い出します。
そしてもちろん、こののび太の浅い目論見は破綻します。そういうマンガですから。
食べきれなくなったのでママや友達に大盤振る舞いするも増え続ける栗まんじゅうをどうしても殲滅することはできない。そこで困ったのび太はなんと道端においてあったポリバケツに、残った1つの栗まんじゅうを放り込んで逃げてしまいます。
家に戻ると帰っていたドラえもんが
「栗まんじゅうは全部たべたかい?」
「う、うん…」
「それはよかった。もし1つでも残っていたら大変なことになるからね。」
それをきいて青ざめるのび太。
そして半べそをかきながらドラえもんをポリバケツのところへ連れて行く。
そこにはポリバケツから溢れ、道端に大量に散乱する栗まんじゅうの山…
「考えようによっちゃ原子力発電所よりはるかに危険な代物を
道徳の教科書レベルの注意で小学5年生に渡したのはお前だぞ?」
というツッコミはさておき、もはや収拾不能になった事態を我らがヒーロー、ドラえもんはどう収拾したのか?
「それは…解決になっているのか…?」
すべての少年少女読者はそう思ったに違いありません。
ビッグバンにはじまり今もなお膨張を続けていると言われる宇宙。
その膨張のスピードと、加速度増加なんて甘っちょろい言葉では片付かないレベルの勢いで増え続ける恐怖の栗まんじゅう。
その壮絶な戦いが今もこの宇宙のどこかで行われている。
幼心にとても恐怖を感じたお話でしたが、2ちゃんねるのスレも…
宇宙を埋めつくす栗まんじゅう対策スレ
http://www.nihongodeok.net/thread/hato.2ch.net/test/read.cgi/galileo/1290346921/
みんな思うことは一緒なんだなぁ(笑)
それはともかく、関連していかにもゲーム「レイトン教授シリーズ」にでてきそうなこんなクイズを思い出しました。
クイズの内容
ここに1個のガラス瓶があり、その中に1体の細菌が入っているとする。
細菌は1分で2倍に増殖する。この細菌は60分でガラス瓶いっぱいに増える。
さて、初めにこのガラス瓶にこの細菌が2個いるとすると、
ガラス瓶いっぱいになるまで何分かかるか。
こたえは「59分」 最初の1分の分裂がショートカットされるだけだから。
しかし冷静に考えるとこれって怖いわけです。
59分までビンは半分あいているのに次の瞬間にはいっぱいに。
さらに次の1分間でビンは粉々に、
さらに数時間で地球滅亡。
ぜんぜん例は違いますが津波や火災の被害なんてのもこれに通じるものがあると思うのです。事態が悪化するのは人が思う以上に急激なのは世の常。
そういう様々な危機から身を守るのに大切なのは、
コトの大小にかかわらずどんな事象でもキチンと「観測」し、
その中から「法則性」を見つけ出し、
そして冷静かつ確実にいずれ来る破滅の時を「計算」、
残り時間を見つめながら確実に「対処」する。
何事も感覚・フィーリングなどというものはまったくアテにならないという典型的な例でしょう。
「客観的事実に基づいた推定」
これこそが最大のリスクマネージメントだと私は思うのです。
親には「アンタはマンガやゲームばっかり!」とよく怒られていましたが、そういうのはとてもナンセンス。大切なのは「何をみるか」ではなく「何を得るか」だと。
私に子ができたならばそのような偏狭な価値観で評価はしないでおこうと思います。(もっとも逆に何も得てなかったらバカ扱いするだろうけど。)
ということで、なんか教訓めいた話にしようとがんばりましたが、結局は
「バイバインとか、なつかし~!」というお話でした。
それではまた明日!
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