「おもしろい」というのはなんだろう？(1) - 正直、うちの学生のラジオは聴くに堪えない

年度も改まったことですし、総括を。PANDORA-BOXができて２年、放送サークルができネトラジをやりはじめて３年、その間一貫してずーっと「学生がしゃべる」を見て、考え続けてきたSEIJIという男の洞察です。

最近、私がちょっとネットで目立つことをしたのでいつぞや、Twitter女子大生の土井雪江さんがいらっしゃった時のラジオを見ず知らずの方に聴いてもらう機会があったのですが、そのコメントが今日、私がいいたいことのすべてをあらわしています。

■はじめまして

放送聴かせて頂きました。

内容は面白かったし、ＭＣの男性の喋りは小西克哉さんを彷彿するようなイメージでプロだなと感心しましたが、アシスタントの女性の「うん」という相槌連発が非常に不愉快でした。

学生でも許されないと思います。ご指導されてはいかがでしょうか？　もし私が放送研究会の４年生だったら、あんな３年生は絶対にマイクの前に座らせません。

りょう 2010-03-28 20:13:41

いつの間にか慣れてしまっていた自分にいささかの焦りは隠せませんでしたが、地味にこの方がおっしゃることはまったくその通り。しかも私が返信に書いたようにこれは莉奈ちゃんだけじゃなく、うちの学生すべてに当てはまる”病状”です。

うちの学生のしゃべりは正直”ヘタすぎて聴くに堪えない”レベルでそれは学生誰一人例外はありません。そしてその原因は自分のしゃべりが「不快なものである」と認識していないからだと私は思うのです。

ならば注意すればいい、と考えるのは簡単なのですが、実際、莉奈ちゃんには「こう、もうちょっと、なんとかならんか」というようなことを何回か言っていたのですが、そのたびに露骨にへこませてしまい、ついには「SEIJIさん、収録の時はいないでください。しゃべりにくいから」とまで言い出したので

「これは、マズイ」

と思うのと同時に

「考えてみれば俺だって、採点官が隣におって、
　その状況で、のびのび楽しく、とはなかなかいかんわな」

と方針転換。私からダメだしはしない。彼らがいつか自分がしゃべっているのを聴いて「あ、自分のこの相づち、不快」「この笑い声いらん」と気づいて成長するのを待つことにしました。

たくさんのリスナーさんごめんなさい、

　　うちはノイズと害悪を世間にばらまいています。

と謝りながら。

でも完全に放置しているわけではなく順位を毎週発表して、そして私自身が常に上位にいることで

「私は直接で口で指導することはしないが、

　　　上手くなりたければ私を見習いたまへ。

　　　　　　そしていつか私を抜いてみたまへ。　　」

(あんまり”俺を見習え”的なことはやりたくないのだけど･･･)

そしてさらに番組も１軍と２軍にわけ、FMいずもで流さしていただいている１軍メンバーは技量はまだまだでも、ポテンシャル的にいつ私を抜いてもおかしくない組み合わせで固め「政権交代」が視野に入る状態を作りだそうとしました。

だからこそ最近１軍の「遠慮なく」「バンラ」「ボカロ」が抜いてくれたのはうれしくもあり、また私もまだまだ精進せんといかんな、といういい刺激になっています。そしていつか「でりらじ」がダントツで１位をとったときは「質的にまったくなのに、このとてつもない数字はなんだ？」と怪訝に思っていたのですが、２週間でもとにもどったので”システムトラブルだったのだろう”と思うようにしてますが。

なので技量のほうは、かなり時間はかかりつつ、個人には差はあるものの、かなりマシにはなってきました。

ただ問題は、この前久しぶりにちゅうそんと会ったときに話していた「ヘタは直せるけど、おもしろくないはどうしょうもない」という点なんですよね。

長いので次回に。

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途中でメシ食べたり、ゆっちゃんと下ネタとか言ってたので不明