ビジネスにおける投資というのは「努力」という言葉で置き換えられると思うんですよね。


簡単に言えば、「1時間の努力」というのは「時給800円の人なら800円と等価」ということですし、それは「800円をナニかに投資」しているのと同じコトだったりします。



そういう考え方でひろゆきの↓を読むと結構深いです。


何かを手に入れるための4つの行動パターン

http://blog.livedoor.jp/hirox1492/archives/cat_4776.html


何かを手に入れるための行動パターンというのは4つあります。


・努力をして、成果が得られる。
・努力をして、成果が得られない。
・何もしないで、成果が得られる。
・何もしないで、成果が得られない。


良いと思うものを順番に並べてみてください。

学校とかで教わる順番だとこんな感じだと思います。


1、努力をして、成果が得られる。
2、努力をして、成果が得られない。
3、何もしないで、成果が得られる。
4、何もしないで、成果が得られない。


要するに、努力をするということに価値があって、それ自体が尊いという考え方です。
努力の過程を見てくれる先生や親兄弟などがいる分にはそれでもいいんですが、社会に出たりすると、結果しか見てくれなかったりします。

そんなわけですが、個人的には下記のように考えていたりします。


何もしないで結果を手に入れられるのは、努力というコストを払わずにパフォーマンスを得られるので、最良。
そして、努力をしたら必ず手に入るのならいいのですが、努力をしても手に入らない場合があることを考えると、努力をするというリスクを負うこと事態が既に損な気がするわけです。
努力というコストを払って、さらに何も得られないというのが最悪だと思ったりするわけですね。


何もしないで待つことで、「何もしないで、成果が得られる」チャンスが訪れる可能性があるわけです。
でも、努力をしていたり、何らかのコストを払っていると、そういったチャンスに気づかなかったり、タイミングが悪くて逃したりする可能性があるわけです。


ということで、個人的には下記のような順番になりますが、世間の皆さんはどうですか?


1、何もしないで、成果が得られる。
2、何もしないで、成果が得られない。
3、努力をして、成果が得られる。
4、努力をして、成果が得られない。



全文引用で恐縮ですが、私もひろゆきの見方に大賛成です。





「100%の努力で80の成果」より「3%の努力で5の成果」の方がよっぽど尊い。



「不眠不休の年収一千万」より「寝ても入ってくる年収30万」の方がよっぽど尊い。





いや、自分でもナマケモノの言い訳だな~とは思うのですが、どうしてもこの考えは捨てられません。ていうのも重要なのは”再現性”という話です。





100%の努力しちゃってる人はそれ以上の努力もうできないわけです。不眠不休で頑張ってる人はどう考えても年収一千万が上限なんですよ。


ただ3%の努力してる人は15倍しても45%の努力なわけでまだ本気の半分も出してないわけですが、成果の方は75ともう全力の人と変わらないぐらいの成果になってたりします。



寝てても入ってくる30万のビジネスオーナーっちゅうのだったら、似たようなビジネスを10個立ち上げたらたちまち「寝ても入ってくる年収300万」の超リッチな人に早変わりなわけです。





いや、わかりますよ? 皆さんののツッコミ。「そんな割のいい努力があったら、誰も苦労せん!」て。確かに。おっしゃる通り。




ただ、だからこそ、努力する意味がわからないんですよ。だって努力の成果が見えないのだから。





「100%の努力で80」ならまだいいですよ? 自分の努力が30とか15にしかならない可能性だってあるわけで。「死ぬほど頑張って年収一千万」ならいいですよ? 今、どんなにがんばっても200万円超えなかったりするワーキングプアとか言う人がいるわけでしょう?





貴重な時間を使って、努力して、カラダすり減らして、それで自分の生活を維持するぐらいの最低限のリターンしか得られない。そんなんでどうやって”成功”するというのでしょうか。



だから大切なのは「できるだけ努力しない」と決めること。



5%の努力を投入してどれぐらい返ってくるかひたすら冷静に見極める。0なのか、1なのか、2なのか、はたまた5、10、それ以上? そんでもって「イケる!」と思った奴にだけかけ算した努力を加えても遅くはないと思うんですが。だからいつも思うんですよ。いきなり全力で努力しちゃう人ってなんなの? 死ぬの?って。



百歩ゆずって「個人としての努力」ならいいと思いますよ。努力しまくれば熟練しますから効率は上がる。ただ人に努力させる奴、どんだけ成果があがるかわからないのに部下にやみくもに努力を強いる奴。そういう人間は大嫌いです。そんな人間が会社作ると「ブラック」とか言われるんでしょうね。





ひろゆきの価値基準でいうならば「努力する」時点で3か4に落ちてしまいます。でも5%の努力なんて努力のうちには入りませんから、それで成果がなくてもまだ2番目、つまり最悪の「努力して、成果が得られない」は避けられます。



なので私はいつも心がけています。





「自分にも他人にも、努力はさせない」





・・・という、長い、長い、ナマケモノの言い訳でした。