まぁ、笑えるぐらいにそうなってしまう。でもそれって仕方ないよね。なぜなら自分たちで作れるコンテンツがそれしかないんだもの。



コンテンツを作るには2種類の方法があったりする。



1.コンテンツを自ら作り出す

2.既にあるコンテンツを発見・収集する



1は学生にとってかなり難しい。



たかだか20そこそこの人生では「人様に喜んでもらえるコンテンツ」を作るのに見聞きした情報量が圧倒的に足りない。ソースが「親」「友達」「学校(塾)の先生」ぐらいしかない。


旅が好きだったり本をそこそこ読む子だったらちょっとはマシかもしれないけれど今度はそれを口伝したり文章にまとめたりという"加工する技術"に問題があったりして素材の良さを殺してしまうことがよくあったりする。これもまた若さゆえの悲しさだと思う。



2.に関して言うならばその最たるモノは「新聞記事」だ。今まで結構な回数記者という職種の方々とお話させていただく機会があったが、あの人達は年がら年中動き回っているし「コト」が起こりそうなヒトやトコロに張り付いてたりする。そうやって常に探してるから旬な題材にぶちあたるのであってごく普通に生活して集まる情報(コンテンツ)なんていうのはつまるところそのレベルだったりする。





んでその辺の事情を知ってか知らずか、学生同士で「何作る?」って話になると自然と「お店情報」「地域イベント」になってしまう。




なぜか?



すでに在って、看板やノボリをあげてやってるわけだから目立つ、探す労力がいらない。そしてなにより仮想客である自分自身が欲しているだろう情報(「いいお店やおもしろいイベントがあれば自分も知りたいって思うからなぁ」)だからだ。





ただなぁ、そういうのってコンテンツとしてちゃんと役に立つんだろうかって思う。




結局のところ、学生コンテンツはプロには遠く及ばない。タダで配ってる学生企画の冊子とコンビニで数百円で売ってる地域情報紙、どっち手にとるっていったらやっぱり後者じゃないかなぁと思う。





誤解を恐れず学生コンテンツをあらわすなら"粗製濫造"という言葉がピッタリくる。




ただ私は世情に対してダメだしばっかりして「俺は国士。将来を憂いている」という顔を気取るつもりはない。というか"粗製濫造"というのは学生コンテンツのキーワードであるからうまく使えばおもしろいんじゃないかなと思っている。


その辺は次の記事に。