朝外に出るとひんやり感があった。
水口橋の温度計は21度と、今季一番の低い気温である。
それでも日中は34度を超える予報である。
残暑が厳しいと言うよりまだ夏が終わっていない。
池の北側の一角は夏の象徴としての葛の葉が、大きく広がり陣取っている。
風が吹くと揺れるその葉が閻魔王の団扇として、熱風を送りこんで来るような気がする。
今日は雲もなく真っ青に晴れ上がった空。
いつの間にかセミの声もほとんど聞こえなくなった。
カラスの声もせず鶯の声も聞こえない今日は不思議な静けさである。
何となく畔を北側に歩き出すと否が応でもでも大きな葛の葉が目に入る。
見たくもなかった葛の葉の大きな塊。
然しながら静けさに連られ近くまで足を運ぶ。
すると大きな葉と葉の間に隠れるように赤い花が咲いている。
”赤い葛の花”
暑い暑いと人が汗を拭いている最中に、季節は確実に秋へ進んでいる。
ひと昔前は秋風が赤い葛の花を運んで来ると思っていた。
いや、暑くても良い。
まだ暑いさなかでも葛の赤い花を発見すれば、
ひと足先に秋を発見し少し得をしたような気分になる。
木村さん、清水さん。
二人共好調です。
(台風が去って動きが良いようです)
水口市の今村さん。
”もう、5枚だ”
(フナの日以外は好調です)
大津市の川口さん。
9月になったらご登場です。
(清風池には欠かせません)