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大野静峰作品の魅力

留萌が生んだ天才木彫師の新しい世界を紹介します!

静峰先生と言えば、やはり鮭などの魚系の作品が多いのですが

たまに、おそらく違うものを作りたくなるのだと思います。


体調がすぐれなくなってからは、なおさら、今まで作らなかったものや

仏の世界を垣間見るような作品もちらほら作ってくれるようになりました。



在自









これは大きさが横64センチ×縦24センチの比較的小さなもので

下地になる板自体にカニを彫り、ホワイトのカラーを入れ

「在自」の文字は違う種類の材で、約1.5センチの厚みを持たせて

重厚なインパクトを与えるように作られた作品です。


数枚作られたようですが、カニの彫刻彫りが意外にうまくいかないらしく

「こ・こ・こ・・このカニが一番立派に出来た!」とおっしゃられて

おりました。


何にも縛られることなく、自分の意のままに生きる。


大野静峰先生らしい存在感と、自由に生きた先生の笑顔が

感じられる作品です。



作品の写真が思うように撮れず、放置して7年。


その間に、大野静峰先生はこちらの世を離れてしまった。



それでも毎日、先生の作品に囲まれて生活する私は

先生の命の息吹を今だ感じながら生活しています。


数日前、先生の姪にあたる方からメッセージを頂きました。


「大叔父の新しい作品がこの世に出ることはありませんが

いつまでも忘れないでいてくださいね」


ほんとにそうだ。その通りです。


そして、私は7年の間に写真の腕を上げることに

成功しておりました。


ぼちぼちではありますが、自宅や留萌市内に残っている

作品を紹介していきたいと思います。



まずは「3匹のにしん」。


3匹のにしん

日本海に久々に群来たにしんが上がったときに

急に作った作品だそうです。


彫刻刀が「しゃけ用」のものしか手元になく、

よくよく見ると、にしんなのに、お肌ぶりがしゃけ。目


「ばれないだろう」と思ったら、いきなり奥様に

うろこが変だと言われたのだそうです。(笑)


私は大野静峰先生の「字」も大好きでしたので

半紙や色紙に書いてもらったものが、かなりあります。


不定期ではありますが、ご紹介していきます。


※ブログ更新もとっても久しぶり!!




 先生が木に命を吹き込む姿である。

のっぺりとした木に下書きを施し、出来上がる姿を想像しながら

のみをふるう。


作業の中では、一番ダイナミックな作業であり、ご高齢の先生にとっては

非常に体力を消耗する部分なのである。


しかし、これなくば、大野静峰のしゃけは存在できないのだ。


shigotosugata


窓から見えるは黄金岬。

ここから日本海を眺めつつ、大海を勇壮に泳ぎくるしゃけの姿を

思い浮かべながら、彼は彫り続けるのである。