静峰先生と言えば、やはり鮭などの魚系の作品が多いのですが
たまに、おそらく違うものを作りたくなるのだと思います。
体調がすぐれなくなってからは、なおさら、今まで作らなかったものや
仏の世界を垣間見るような作品もちらほら作ってくれるようになりました。
これは大きさが横64センチ×縦24センチの比較的小さなもので
下地になる板自体にカニを彫り、ホワイトのカラーを入れ
「在自」の文字は違う種類の材で、約1.5センチの厚みを持たせて
重厚なインパクトを与えるように作られた作品です。
数枚作られたようですが、カニの彫刻彫りが意外にうまくいかないらしく
「こ・こ・こ・・このカニが一番立派に出来た!」とおっしゃられて
おりました。
何にも縛られることなく、自分の意のままに生きる。
大野静峰先生らしい存在感と、自由に生きた先生の笑顔が
感じられる作品です。


