きもの大好き | 秋葉生白 ブログ 『おかげさま』

きもの大好き

きものはリラックスできて楽しいものである

父のきもの 人から頂いたきものなど多くあるが

やはり自分の寸法に合わせたものが着やすい

私がいつも愛用しているものは広島のシルフィードさんのもので

写真のきものは泥染めで綿を使い作ったものだが絹の風合いがあり

これが軽く温かく身に着けやすく加えて簡単に家でも洗えるというもので

大島やほかの紬やお召などよりも毎日安心して着ることができるすぐれものなのである

実は年齢が行くと軽くて暖かいものが一番である

私は2分もあればすぐ帯までしめることができるので洋服よりも時間がかからない

また腰痛にもきものはすぐれていて腰が安定し丹田呼吸ができるし足袋の効果で偏平足なわたしには最適なのである

昭和の時代はきものを着てデパートに買いものに出かけたり

正月は男性女性子供を問わずきものを身に着けた

あの頃はウールのきものがたくさんあったので気軽にきもので出かけるのが普通であった

私のような太った体形にはきものは映えるし小柄な人はまた趣があるので

日本人はよく日本人の体形に合わせたものを作り伝承したと感心するばかりである

女優の沢村貞子や杉村春子はきものがとても似合った女優で

小津安二郎が杉村春子のきものの後姿を絶賛していたこともうなずけるのである

小津のようなセンスのある人は今は稀有で映画の中で山本富士子に身に着けさせたきものなど

彼自身のデザインの力が感じられとても良いものでる

甲斐荘楠音もきものに対する魅力の引き出し方はこれまた抜群であった

こだわりの溝口健二が甲斐荘を好んだわけも合点がいくのである

きものは良いものである

日常生活に今一度きものの重要性を日本人に理解してもらえばうれしいと思う次第である