巨人の星の見どころ | 非理法権天落書

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この儚い世界に愛と平和と希望を

漫画、ドラマに限らず

劇の脚本を面白くするにはどうするか

 

今youtubeで配信されている巨人の星は一つの山場を迎えようとしている。

飛雄馬のライバルは多いが

筆頭、花形は飛雄馬さえ倒せれば後はどうでもいいという

相打ち狙いの基地外なので一番厄介ではあるが野球人ではない所詮は金持ちのボン

魔球を打った後、必ず再起不能になるので

敢えて打たせて引退させれば良い

左門豊作

親を亡くし幼い兄弟だらけの貧乏一家の生計を

自分が稼ぐという重荷を背負い花形よりはプロの重みがあるが

その分、自滅行動も取らないだけ花形に劣る

オズマ

飛雄馬と同じく幼少より野球マシーンとして徹底的に

教育訓練を受けたメジャーリーガー

 

このオズマを実の親である一徹がコーチングし飛雄馬に襲い掛かる

 

ここがこの作品のクライマックス

この後伴宙太で同じ事をするが

これはやりすぎってもんよ(´・ω・`)

 

飛雄馬と一徹の親子対決のアングルは

高校野球編でもあった

しかし今度の対決はちょっと違う

 

コーチを申し込んだ中日陣営が

何故受けてくれるのか理由を聞いた時

飛雄馬を文字通り巨人の星にする為、です

と答える

勿論それはわざと負けるという意味ではなく

全くの真逆

成長した我が子 飛雄馬を最強と認め

真正面から叩き潰しに行く野球の鬼

暴走した梶原一騎の化身

星一徹コーチの爆誕

もともと

星飛雄馬の飛雄馬はヒューマン

どんなに凄い魔球を投げようと人間

脆くて弱い人間

その苦悩と葛藤を描く為のネーミングであったらしい

めっちゃキラキラネームだが(´・ω・`)

なので飛雄馬のメンタルは豆腐だ

それが如実にピッチングに現れる

そして魔球大リーグボールを完成させライバルを全員打ち取るも

プライベートで恋人と死別し

まったく何も出来なくなり魔球も投げられなくなる

しかし、プロの世界は厳しい

そんな使い物にならなくなった飛雄馬は当然2軍落ち

球拾いの日々だ。

そんな飛雄馬を見かねての突然の一徹の中日コーチ

しかもオズマを補強選手に指名し

 

このオズマがまた因縁の野球マシーンで

明子の指摘にきょどる一徹の痛点でもある

自分の常軌を逸したスパルタ教育の野球理念が正しかったのかそれとも、それを確かめる為の存在でもある。

 

では何故

本当に一徹は飛雄馬を全力で潰しに行くのか

我が子が恋人との死別でスランプに陥り魔球が投げられなくなる

最大のピンチに何故?

大リーグボールを完成させた飛雄馬はこの時無敵

飛雄馬を倒せる人間が居ない

大リーグボール攻略法はあるがそれは・・・

なのではあるが

作品内で飛雄馬を倒せる人間が

居るとすればこの時点では確かに

一徹オズマコンビだけだろう

流れ的に後付で飛雄馬を倒す最強選手を出しても

説得力不足になる

何の因果か

親の果たせなかった夢を子供が継いで頑張る話が

親子対決漫画になってしまった。

 

しかし、別の視点では

一徹が全存在を賭けて飛雄馬に叩き込んだ野球の技法や哲学

つまり野球魂を信じ確かめようとしているのだ。

これしきの試練で潰れる様なら

いっそこの手で、という奴よ

飛雄馬の才能は本物だ。

まあそりゃ、そういう設定の漫画だからな。

自分の手塩にかけて育てた選手が自分を越えてはばたく事に賭けたのだろうな。

男の世界は真剣勝負の厳しい世界

そこに友情も愛情も無い。

親も子も無い。青春の楽しみも無い。

一瞬の油断すら許されない

情け容赦のない勝負の世界なのだから。

頂点はいつもひとつ。

そしてそこに座れる人は一人。

そしてそこは誰もが全力で狙ってくる場所。

そんな実力至上主義の世界に親も子もあるか、なのだ。

堕ちるところまで堕ちた飛雄馬

しかし風向きが変わった

ここからが見せ場

野球の鬼と鬼との死闘

その果てにあるのは果たしてなんだ

だめな所も沢山あるが

巨人の星は名作である

 

私も

基本に立ち返り

新しい魔球を編み出しつつある

 

玄法も基本技の組み合わせ

自分に一番合う武器を間違えなければ

それを極めるだけだ。

一つは大祓詞

そしてもう一つは ・・・ 

 

既にその効力が現れつつある

しかし

一代限りの技になるので他人に伝授は無理だろう