寂 | 一輪挿しのBLUES

一輪挿しのBLUES

風流ならざるところ、また風流なり。

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只々静かなのでございます。
自他の区別もなく一切の気配も生命の息吹すら感じることのない宵闇は音も無く張り詰めた空気は静まり返っているのでございます。

持てる力の限りを尽くし全てをなげうち己の無力を痛いほど味わい辱めを甘んじて受け入れ、今迄積み上げてきた自信もプライドも音を立てて崩れ落ち行く様を直に感じますと、もはや自分も此処までかと全てを否定したくなるものでございます。

混沌回帰という言葉の如く、その存在を考えをやり方を、すべて否定し尽くしどん底に陥った時にこそ観えるもの感じることがあるような気が致します。
進むべき道であったり方向であったり人様の真心の温もりであったり考え方であったり本当に大切な存在であったりと様々ではございますが、いままでの自分では到底感じ得なかったものがはっきりと現れるもので其処からまた新たにはじまってゆくのでございます。

何も無い静まり返った闇の中でこそ心に響く音があるものでございます。




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