しがらみの中で気がつけば今年も半分近く過ぎていた。毎年藤の花が咲く頃に心の皮の裏の方で僅かに疼く感情が沸々と。生温い風の中に春の名残と初夏の兆しが入り混じりながら絶妙のバランスで頬を吹き抜けていくこの感触がこの時期の居心地の良さを裏付ける。藤という花は個体で咲くことがない。滅多に人の訪れのない山奥の古い松の枝に蔦を廻らせ花を咲かせ必死に活きるその姿が何故か美しいと思い描いたものです。iPhoneからの投稿