松木クロ歴史⑥

一般社団法人

日本ホスピタリティセラピスト協会の松木恵里です。

自分が変わったのか、

周りが変わったのか、

わたし自身には何がなんだかわからないけど、

明らかに今までとは何かが違う。

気が付くと、

憧れの彼女に１歩でも近付く為に、

今までお金を掛けて準備したいろんなもの、

立派な名刺、

立派なチラシ、

立派なブログカスタマイズ、

そういったものが何も必要なくなりました。

その代わり、

お金で手に入れられないものを

大切に育む自分になっていきます。

わたしがするべきことは、

目の前の１人１人を大切にすること。

お客様、お友達、家族、誰に対しても同じ。

目の前の用時や仕事をコツコツとこなしていくこと。

遠くの憧れと比べてばかり、追いかけてばかりせずに、

とにかく自分のやるべきこと、できることを、丁寧に続けるだけ。

目の前のお客様に喜んでいただけるように、

技術と知識と自分を磨くこと。

以前のように

｢憧れのサロンさんに近付くため｣ではなくて、

｢目の前のお客様に喜んでいただくため｣に。

幸い、

わたしには美容業界歴４０年の母もいるし、

顔や体のしくみに詳しい関係者も

周りに増えてきていました。

もちろん心への寄り添い方も

大切にされる人達ばかりです。

そういった周りの方から

貪欲に真剣に吸収しまくりました。

そうやって、

地味に地道にコツコツ丁寧を

毎日毎日積み重ねていくと・・・

お客様はお客様が紹介してくださる。

それもどんどんその輪が広がります。

おまけに、

SNSやブログにカッコイイことを書かなくても、

かっこ悪い自分の想いだとしても、

それを正直に綴れば、

共感してくれる方とご縁が繋がり、

お友達になれたり

お客様になってくださったりしました。

そしてそして、

そうやってわたしの目の前に現れてくださる方は、

お客様にしてもお友達にしても、

さらには偶然街で見かけたポスターや

目にした風景や耳にした音楽までも、

いつも何か、

｢今のわたしにとって大切なことを教えてくれてる｣ということに、

これまたわたしは気付くことができました。

カミサマはいつでもどこでも誰にでも平等にいて、

こうやって、

わたしの目の前に現れてくれる誰かや、

偶然に思える出来事や、

そういったものに姿を変えて

いつも何かを教えてくれているけど、

気付くか気付かないかは

わたし次第、

わたしの心次第、

そう思えるようになった。

以前はこれが全くできていなかったです。

だって、

憧れのサロンさんに近付けるかどうかだけが

わたしの｢正解｣だったから。

そこに関係のない出来事には

まったく無関心というか

受け入れることができなかった。

そんなんじゃ人気サロンになれないもん・・・と、

バカにして世間を見ていた

それこそバカな自分がいました。

人をとても大切にするようになった自分がいます。

なんだかなぁ・・・と思う出来事が起こっても、

これも何かの気付きなんだろうな、と

思えるようになった自分がいます。

以前なら受け入れられなかった意見も、

そういう見方もあるんだな・・・とか、

こうやって意見してくださるのはありがたいな・・・とか、

すべてを吸収できる自分の柔軟さに

自分でビックリした記憶があります（笑）

以前の

エラソーでガンコで

なんでも人のせいにしていた自分とは違いすぎて。

世の中に起こっていることは、

以前とたいして変わらないのに、

受け止め方が変われば

世の中はこんなにも変わるんだ。

ぜんぶぜんぶ、

自分なんだなぁ・・・

そう思えるようになってから、

仕事も、子供との関係も、お友達との人間関係も、

どんどん良い方向に転がり始めて、

そして、

人と繋がれば繋がるほど、

仕事が大きくなっていく時期がやってきます。

表の顔ではいいことばっかり言ってるけど、

裏の顔では全部を独り占めしようとしているような人も、

見分けがつくようになり、

自分から離れる勇気を持てるようになりました。

これってすごい勇気だと自分でも思います。

なんとなく足並み揃えて

なんとなくお世辞を言い合いながら

心の中ではモヤモヤしている、

そんな自分とサヨナラする勇気。

もしかして、

ひとりぼっちになっちゃうんじゃないかなという不安に

負けない勇気。

一歩踏み出せたのは、

自分にもちゃんと本心を言える仲間がいるんだ、って、

思わせてくれる周りの存在があったからこそです。

そこからいよいよ、

信頼できる人達との

絆が濃く深くなっていく時期への突入です。

つづきはまた次回。