三浦市防災講演会(前編) | 清福丸ブログ

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阪神淡路大震災からちょうど20年目の本日、神奈川県三浦市の防災講演会へ参加してきましたべーっだ!

会場となったのは潮風アリーナひらめき電球
かなり人数を収容できる大きな会場ですビックリマーク

会場は400人近い人が集まり超満員えっ
近年震災に対する意識が高まっていることをここ三浦市でも感じましたグッド!

今回の三浦市防災講演会は2部構成得意げ
前半は「釜石の奇跡」で有名な群馬大学大学院の片田教授による講演会が行われましたカラオケ

釜石の奇跡とは?…
東日本大震災の津波による釜石市の死者・行方不明者は1000人以上にのぼったなか、釜石市の学校に通う小中学生生徒2926人中、学校を休んでいたなどの5人を除く全員が津波から逃れ無事でした。その生存率は99.8%。被災した瞬間に学校の管理下にあった児童生徒だけでなく、下校していた子供の多くも自分の判断で高台に避難。さらに周辺にいた大人達の命も救いました。この大人顔負けの「想像力」や「判断力」で危機を乗り切った釜石の子供達の体験は「危機対応」のモデルケースとしての日本だけでなく世界からも注目を集めています。


この奇跡の裏に隠されていたのは、2004年から続けられていた徹底した”防災教育”であり、この教育プログラムを指導したのが今回のメイン講師である片田教授でした合格
片田教授が行った防災教育とは簡単に説明すると自らの命を主体的に守る姿勢を個々に身につけさせることでしたグー
釜石の小中学生ひとりひとりが自分の命を自分の責任で守るということを自覚することによって、結果周りの多くの人の命も救ったのが釜石の奇跡の正体なんだそうですべーっだ!

印象的だったのは震災後に子供達が片田教授に話した言葉でした目
「これは”釜石の奇跡”ではないよ。”釜石の実績”なんだよ。」

東北には昔から”てんでんこ”という言葉がありますビックリマーク
”てんでばらばらに”という意味の言葉ですが、現在では自分の命は自分の責任で守れという教訓として使われています得意げ
首都直下型地震が近いと言われる昨今、この言葉は東北だけの教訓ではなくなる日も近いかもしれませんビックリマーク

後半は僕を含めた4人のパネリストで東日本大震災について語りましたが、その話はまた後日書きたいと思いますべーっだ!

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