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「たかがタバコで何を騒いでいる」 猪瀬直樹氏、喫煙疑惑「体操女子」19歳・宮田笙子に私見「こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか」（J-CASTニュース） - Yahoo!ニュース
「つくづく日本人は劣化している。
たかがタバコで何を騒いでいるのか。
麻薬じゃないんだぞ！！
規則尽くめの杓子定規が
日本をダメにしてきたのだ。
こんな些細なことで
19歳の夢を潰すつもりか！」
パリ五輪の体操女子日本代表で
主将の宮田笙子選手が喫煙のため
チームを離脱、代表を辞退したそうで。
それに憤ったのは元東京都知事で
参議院議員の猪瀬直樹氏。
「日本人は劣化している」
というのはイミフだし
主語がデカすぎるなぁと。
コンプライアンスに厳しくなった
＝劣化、というのは理解できないし
まるで日本人全員が騒いでいる
かのように憤ってもいるが
それ．．．誤解でしょう。
「未成年の喫煙は法律違反。
ましてオリンピック代表で主将ならば
模範となるべき選手。
しかし、さすがに処分が重すぎる」
と考える人々も多いと思いますねぇ。
一方で、
「たかがタバコというなら
その線引きはどこにすべきなのか。
飲酒は？交通違反は？
猪瀬氏の言によると
『麻薬』はさすがにダメという感じだが
その間のどこに処分ラインがあるのか」
として、オリンピック辞退は妥当と
考える人々も少なくないのかも。
個人的には猪瀬氏の
「１９歳の夢を潰すつもりか」
という部分に一番引っかかりを感じます。
「オリンピックに出場すれば
メダルが狙える選手だし
国益を考えれば軽い処分にして
出場は許可するべき」
とかの方がまだ納得できるなぁと。
難しい判断ではありますよねぇ。
「未成年者喫煙禁止法」によると
未成年者が喫煙した場合、
・止めなかった保護者に科料
・販売者、店に罰金
と定められているものの、
喫煙した本人には罰則規定がない
いわゆる「理念法」なんですよね。
そういう意味ではたしかに
「たかがタバコで」
と言う気持ちもわかります。
ただその反面、
チーム内のルールとかではなく
罰則がないとはいえ
歴とした法律を破ったというのは
軽くはないでしょう。
特にオリンピック代表選手ならば
社会に与える影響も大きいはず。
かつて男子バドミントン日本代表の
桃田賢人選手も違法賭博により
無期限出場停止処分を受けました。
そのとき２２歳でしたねぇ。
「２２歳の夢」はどうなんでしょう。
そもそもこの問題に
年齢は関係するんでしょうか。
これがモヤッとした理由です。
違法賭博は罰則規定があり
喫煙とは罪の程度が違う、
という見方もできますが
．．．そもそも違法は違法。
罪の重さは平等であり
程度の差があるのは罰なのかなと。
個人的には出場停止処分は
重すぎるかな、と。
ただ猪瀬氏の主張には
素直に頷けないですねぇ。
感情論で訴えるべきことでは
ないと思います。
「規則尽くめの杓子定規が
日本をダメにしてきたのだ」
．．．その根拠やデータを
ぜひ示していただきたい。
なんとなく「あ～、たしかに」と
みなが思うような、
まやかし、ごまかしの主張ですよ。
かつて辞任に追い込まれた
私怨を．．．感じてしまいますねぇ。