願書の出し忘れと公平性...。 | 伊勢崎あずまの塾 精鋭みどり塾

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玉川徹氏 中学校の願書出し忘れ問題で私見「受験を許さないというこの教育委員会と高校には疑問」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

福岡の博多女子中学校が

公立高校の入学願書を出し忘れて

3人の生徒が受験できなかった件。

 

...とても身につまされる話だな、と。

 

 

スケールは違いますが

英検で同じことをあやうく

やってしまいそうになったワイ、

 

...とても他人事には思えず。

 

 

「一義的な責任は出し忘れた中学校に

あるんだと思いますけど、この高校と

教育委員会はどうなんだろうと思いますね」

 

「何のために試験をやるんですかと。

その高校に入りたいという人の中で、

学力的に見合った人を選抜する

ということでやるわけでしょ。

別に中学校が出し忘れたかどうか

って関係ないわけじゃないですか、

入試の本旨としては。

今回、責められるべきは中学校であって、

なんでその不利益を子供たちが

負わなければいけないのかということですよ」

 

と語った玉川徹氏ですが

まぁこれはたしかにその通り。

 

ただ高校側としてもとりあえずは

公平性からそう言いますよね、それは。

だってルール上ではそうなんだから。

 

高校が「生徒に責はないので」と

締め切り後の受付を認めたとして

それはそれで問題になったと思うし。

 

 

組合立とはいえ公立高校ならば

教育委員会もしくは福岡市といった

行政の出番なのかなと。

現実的にはそれも難しいですけども。

 

弁護士の橋下徹氏も違う番組で

同様のことを主張していましたが

受験日が過ぎていることを聞いて

顔を曇らせましたから。

 

(この辺り、業界人じゃないのに

やはり弁護士だけあってさすが)

 

願書受付自体は締め切り後でも

超法規的措置で最悪OKだとしても

 

...受験についてはやはり不公平。

 

数日とはいえ受験日が後になれば

それだけ準備期間が多いワケで。

 

病気などと同じ扱いで許容しても

今度は合否の扱いに問題が。

合格にしても不合格にしても

何かしらの軋轢が出るのでは?

 

感情論だけで決められる問題では

ないという側面もあるように思います。

 

 

なんにしても

 

「人生をめちゃくちゃにしたと

言われてもおかしくないのに、

それを30万円で“はい、終わりましょう”

では到底納得がいかない」

 

...この対応の不手際さに尽きる。

(事実だとしたら、ですが)

 

現実としてどう解決するかにおいて

具体的な解決策と責任追及論が

ごっちゃになっている印象ですし

またそれに加えて生徒や保護者の

気持ちのケア、補償までもが

 

...複雑に絡まっちゃってる、と。

 

一つ一つ真摯に誠実に取り組んで

とにかく被害生徒とご家庭が

納得できる(完全にはムリだとしても)

方向へ進んで欲しいと思います。

 

みどり塾でした。おやすみなさい。