こんばんは。みどり塾です。
ひろゆき氏「体罰もあった結果、まともな大人になったおいらです」公教育”崩壊”の声に私見（日刊スポーツ） - Yahoo!ニュース
「体罰がなくなったのは仕方ない。
時代の流れ」
「クラスの秩序を乱すクソガキを
強制的に抑え込めなくなってきて
公立教育が崩壊してきてる」
「体罰がダメなら隔離するしかないが、
親が隔離を拒否する。
結果昔なら殴って廊下に立たされて
黙らされたクソガキにクラス全体が
足を引っ張られる構図」
「まだそれでも小学校低学年は
何とかなるかもしれないが
高学年はどうにもならない
地域によってはもう崩壊してる」
コンサルタントの宇佐美典也氏。
「『体罰を復活させろ』ということを
言ってるわけではない」
とのことでしたが、
．．．これにひろゆき氏が反応。
「小学生の頃は
毎日怒られて立たされたり、
先生の横に机が移動になったり、
体罰もあった結果、
まともな大人になったおいらです」
「規則や教師に従わないのが
日常化してる子供には
体罰以外ほぼノーダメージなのは
自身の経験からわかるので、
体罰なしでひろゆきっずを指導する
公教育は無理ゲーだと思う」
などと持論を展開しました．．．。
全然、違うんだけど。
宇佐美氏が指摘した通り
秩序を乱す児童や生徒は
隔離というか別室指導するなり
何かしらの対策は必要、
それは間違いない。
そして宇佐美氏も
だからといって体罰を、
とは言っていない。
にも関わらず、かぶせる形で
宇佐美氏が言ってもいないのに
体罰の有用性を語ったひろゆき氏。
．．．詐欺師的な手法ですよ。
発端である宇佐美氏まで
巻き込まれ炎上、批判の恐れがある。
氏の言葉はやや過激ではあるが
事実、事象の羅列であり
しかも一般化などもせずに
氏らの地域での話として
限定的に挙げたにすぎないのに。
またこの記事のコメントに
「体罰は『罰』です。
頭に血が上って行なう暴力とは違います」
「『体罰は何の効果もない』ということを
体験から話す人は、おそらく体罰ではなく
暴力を受けたのではないかと思います。
（行き過ぎた体罰や受ける側が
理解できない体罰は、もはや暴力です）」
といったものも見られましたが
これにも全く賛同できません。
「行き過ぎた体罰」が暴力ではない。
体罰そのものが暴力なのです。
指導に従わない児童や生徒に対し
「罰を与える」ことを正当化する、
その時点でそもそも間違っています。
与えるのは適切な「指導」であって
「罰」ではない。
我が国は法治国家です。
「罰」を与えるのは司法であり
教育の役割ではないのです。
では今のまま、何もせずに
手をこまねいていろ？
．．．そうではありません。
指導に従わない場合は
別室にて個別学習をさせる、
などルールを明文化すればいい。
また学校内であっても
明らかな触法行為については
有耶無耶にせず警察に通報し
司法に委ねることも必要です。
その程度がわからない？
程度なんて不要でしょう。
刑法は厳然と存在しています。
それに抵触しているならば
程度など考えずに通報すればいい。
「教師に従わず授業を妨害した」
．．．法に触れたわけではないので
別室での学習を課す。
「クラスメートを叩いた」
．．．立派な暴行罪です。
証拠が、とか目撃者が、とか
そんなものこそ警察に任せるべき。
なぜそれを素人の教師や学校が
担う必要があるのか。
被害者の訴えがあるなら
粛々と通報すればいいだけ。
もちろん通報するかどうかの
判断基準については事前に
統一してルール化する必要は
当然あるでしょう。
ルール化してもイレギュラーは
必ず出ますが、その都度決める。
仕方がありません。
法というものはそういうものです。
体罰が根本的におかしいのは
それをやる権限のない人間が
行使しているということであり
程度、やり方の問題ではない
．．．と私は思いますね。
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