7月30日(日)
「立志舘からの手紙」
拝啓
皆様日々益々のご成長お慶び申し上げます。
神奈川県川崎市にある、日本理科学工業という会社がテレビで紹介されていました。
社員の7割が重度の障害者で、にもかかわらず、チョークの製造ナンバーワン!
「仕事がなかなか見つからない人に仕事を与えている温かい会社!」
ではございません。
社員の方の能力がすごいのです!
2時間でもぶっ通しで仕事が続けられる集中力。
人と人の単純な絆づくりが上手。
また先代の社長の考え方を大切に、
障害者の方でも仕事がしやすいように工夫された会社の在り方。
会社と言うのはより効率よく、利益を上げるかというのが鉄則な現代。
無駄な社員をリストラすれば株価が上がる時代。
この人と人の特性を理解し合い育てる、育つこと自体が会社そのものという考え方は、
脱帽、感動、リスペクトでございます。
「日本一残したい会社」は当然です!
私どもの空手道場も、みんながベストを尽くすのは当然ですが、
差をつけたり、違いを認めなかったりするのではなく、
みんなが自分を大切に、適材適所、自分の特性を磨き上げることに
もっと力を入れたいと思いました。
子供さんの教育も、勉強が出来る、運動が出来るというような単純な選別ではなく、
一人一人のマンツーマンなパーソナル教育が大切な時代です!
お父さんお母さん方も、そのあたりを理解していただき、得意技を磨き上げるお手伝いを
していただけます様、切に願います。
出来ないからと言って怒る必要もなく、常にベストを尽くすのみです!
怒らなくていいんです!
敬具
追伸 社長の名前が大山さん(空手家は知る人ぞ)
昭和42年9月創業(私と生まれおなじ)
すごい会社を見つけました。