陰性だからと安心はできない | 性病検査キット使用体験談まとめ♪

性病検査キット使用体験談まとめ♪

性病検査キットを使ったことのある人の体験談をまとめました!みんなの役に立ったら幸いです。

以前西アフリカの病院に居候していたことがある。ふらりとやってきただけのアジア人ができることはそう多くなく、それでも看護師さんが時間を見つけて教えてくれた仕事がHIV/AIDSのテストとテスト前後のカウンセリングだった。検査は簡易キットを使ったものだった。方法は簡単で、鋭い刃物で指先の血をとり、付箋のような細長い検査シートにぽたりと落とすだけ。15分で結果がでる。赤い線が二本出れば陽性、一本だったら陰性。その地域は成人の10-20人に一人がHIV/AIDSで、HIVといってもそうめずらしくはなく、2ヶ月の滞在中も何人か陽性の人を見つけた。「ただね」、と看護師さんが教えてくれた。「陰性だったからといって、必ずしもHIVウィルスに本当に感染していないかというと、そうじゃないの」。検査は身体の中の適当な場所(大抵指先)を傷つけて血を採るので、身体を巡る1リットル強の血液全部を調べるわけじゃない。たまたま採った血の中に、検査で分かるぐらい十分な量のウィルスが入っていないといけない。HIVウィルスに感染したばかりの時は、当然身体に入っているウィルスの量もわずかなので、同じ方法で検査を行っても「見過ごされてしまう」ことが多いそうだ。「本当に気になるのならこの町で一番大きい大学病院に行けば精密検査が受けられる。それだと(危険な行為があってから)最短2日で結果が分かる」と。そうでない場合は3ヶ月経たないと分からないそうだ。ときどき「つい先週(危険な行為が)ありました」とのたまう人も少なくなく、そういう場合は三ヶ月後にもう一度来るようお願いしていた。もう一つは偽陰性といって「陰性と出たけど実は陽性」の可能性だが、現在一般的に使われている検査キットではこの確率が限りなく少なくなるように設定されているので基本的には心配はいらない。というわけで、性病検査をする際には、その検査キットでは二度手間にならないよう、いつごろから検知可能なのか、事前に問い合わせてから検査されることをオススメしたい。