NYダウ 39,150 +15.57 ( +0.04% )
  S&P500 5,464 -8.55 ( -0.16% )
  NASDAQ 17,689 -32.23 ( -0.18% )

 

Microsoft (10株) +4.08㌦ +0.92 %  +40.8㌦  ( +1,822㌦ )
Samsara (140株) -0.28 -0.95 %  -39.2 ( +208  )
Lennar (30株) +2.24 +1.50 %  +67.2 ( -242  )

 

新規・清算取引なし

 

 

'24. 6. 20 収支 +68.8㌦ ( +1,788㌦ )
'24. 6月間収支 -422.2㌦ 7勝 6敗 勝率 53.8 %
2024 年間収支 -1,698.9㌦ 57勝 60敗 勝率 48.7 %

 

 21日のNY株式市場は小幅に高安まちまち。エヌビディアに利益確定売りが続いたことで半導体株が幅広く下落した一方、相対的に出遅れ感のある消費関連株などには買いが入った。

 

 この日は株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満了日が重なる「トリプルウィッチング」だったため、慎重ムードが強まった。

 トリプルウィッチングでは約5兆5000億ドル(約878兆円)相当のデリバティブ取引が満期を迎える。そのためトレーダーは一斉に既存のポジションをロールオーバーするか、新たなポジションを構築するか決める必要に迫られる。また、今回はエヌビディアの影響が加わった。21日に満期を迎えるエヌビディアに絡む契約の規模は、原資産としてはS&P500に次いで2番目に大きい。また、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによる指数のリバランスも重なった。

 

 エヌビディアは連日で3%超下落。この2日間で時価総額2000億ドル余りを失った。時価総額は約3兆1000億ドルで、アップルの3兆2000億ドル、マイクロソフトの3兆3000億ドルを下回った。

 

 

 S&Pグローバルが発表した6月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)速報値では、前月から0.3ポイント上昇の55.1と市場予想53.4を上回り、2022年4月以来の高水準を付けた。製造業PMIも前月から0.4ポイント上昇の51.7と予想の51.0を上回った。

 総合PMIも0.1ポイント上昇の54.6と予想の53.5を上回り、2年2ヵ月ぶり高水準を付けた。

 S&Pグローバル・マーケットのチーフ・ビジネス・エコノミストは「需要の高まりが引き続き経済に浸透しており、活動の上向きは広範囲に及んでいる」と発表文で指摘。「力強い国内消費を反映してサービス業が牽引しているが、活動拡大は製造業の回復継続に支えられている」と記した。

 6月のPMI統計は、4-6月(第2四半期)が終わりに近づく中で企業活動が全般的に底堅く推移していることを示唆。今回はまた、物価圧力の一段の緩和も示された。FOMCは、利下げに動く前にインフレ圧力の緩和継続が必要だと説明している。

 総合PMIでの販売価格指数は2020年以降で2番目に低い水準に低下。投入コストの伸びも鈍化した。

 サービス業の今後の活動に関する指数は2ポイント近く上昇し68.5と過去1年で2番目に高い水準。回答者の多くは見通しの一段の改善について、インフレ圧力の後退と借り入れコスト低下への期待を反映していると説明。ただ製造業者の間では見通しが悪化。需要の見通しや選挙が政策に与える影響を懸念する回答が多く見られた。

 

 5月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年率換算)は前月比0.7%減の411万戸と市場予想408万戸を上回り3ヵ月連続で減少。一方、販売価格は過去最高を更新した。

 この時期は重要な春の書き入れ時だが、物件を取得しづらい状況が続いていることが浮き彫りとなった。

 中古住宅販売在庫は前年同月比18.5%増の128万戸。ただ、住宅ローン金利が今よりずっと低かったコロナ禍前の水準と比べると、かなり少ない。

 NARのチーフエコノミストは「住宅価格が最高値を更新したことで、既に物件を所有している人たちと、これから初めて住宅を購入したいと考えている人たちとの格差が鮮明になっている」と発表文で指摘。「ゆくゆくは在庫が増加することで今後何ヵ月かで住宅販売が増え、住宅価格の上昇が抑制されるだろう」とも記した。

 現在の販売ペースで見た場合、在庫消化に要する期間は3.7ヵ月と4年ぶりの高水準となった。ただ、5ヵ月を下回ると在庫はタイトと見なされる。

 

 

 国債利回りは小幅に低下。ユーロ圏の弱いPMIデータを受けて独連邦債が大きく買われた流れが波及したが、その後に発表された米PMIが上振れし、ほぼ巻き戻された。2年債利回りは0.8bp低下の4.736%、10年債利回りは0.6bp低下の4.257%。

 欧州債市場では、ドイツ債に対するフランス債の上乗せ利回り(スプレッド)が拡大し、終値ベースで2012年以来の大きさに達した。

 

 原油先物相場は4日ぶり反落。WTIは0.56ドル(0.69%)安の80.73ドル。週間では2.28ドル(2.91%)高と2週連続で上昇となった。

 先物がテクニカル指標で買われ過ぎの領域に入ったことで上値を追う展開にならなかったほか、ドルが上昇したことも、商品相場全般に重しとなった。

 

6月21日 セクター別騰落率

 

週間 セクター別騰落率