NYダウ 38,589 -57.94 ( -0.15% )
  S&P500 5,431 -2.14 ( -0.04% )
  NASDAQ 17,688 +21.32 ( +0.12% )

 

Microsoft (10株) +0.99㌦ +0.22 %  +9.9㌦  ( +1,750㌦ )
Samsara (140株) -0.53 -1.85 %  -74.2 ( +33  )
Lennar (30株) +0.06 +0.04 %  +1.8 ( -135  )

 

新規・清算取引なし

 

 

'24. 6. 14 収支 -62.5㌦ ( +1,647㌦ )
'24. 6月間収支 -562.8㌦ 4勝 5敗 勝率 44.4 %
2024 年間収支 -1,839.5㌦ 54勝 59敗 勝率 47.7 %

 

 14日のNY株式市場は小幅に高安まちまち。ナスダックは5日連続で過去最高値を更新した。同日発表の指標が米消費の減速を示す内容となり、経済の軟化が意識されたほか、フランスの政治危機への懸念が深まるにつれ、世界的に不安な心理が再燃し、売りが優勢となった。一方、債券や金、ドルといった安全資産に逃避買いが入った。

 

 週間では、ダウが0.54%安と反落した一方、S&P500が1.58%高と2週続伸。ナスダック総合も3.24%高と大幅に2週続伸となった。

 

 アドビは14.51%高。前日発表の決算で、クリエーティブ製品の売上高が今後好調に推移する見通しを示し、2024年度通期(23年12月-24年11月)の売上高見通しを上方修正した。新たなクリエーティブソフトウエア事業の注目指標であるデジタルメディア部門の年間経常収益(ARR)は今四半期に4億6000万ドル(約722億円)となる見通し。市場予想平均は4億3520万ドルだった。

 グラフィックアートの専門家向けソフトで長年業界リーダーだったアドビは生成AIに自社の市場を切り崩されると投資家は懸念していた。しかし、今回の決算は自社製品にAI機能を組み込むアドビの取り組みが、新興技術に注力するスタートアップなど小規模なライバル企業と競合する中で、顧客の支持を集めていることを示唆した。

 

 

 6月の米ミシガン大消費者マインド指数(速報値)は65.6と前月の69.1から低下。市場予想72.1を下回り、7ヵ月ぶりの水準に沈んだ。

 1年先のインフレ期待は3.3%と前月から変わらずも市場予想3.2%を上回り、5-10年先のインフレ期待は前月3.0%から3.1%に上昇、予想3.0%を上回った。

 現在の家計状況に対する評価を示す指標は12ポイント低下の79。昨年10月以来の低い水準で、所得に対する懸念も反映している。6月の現況指数も2022年末以来の水準に落ち込んだ。

 センチメント低下の背景には、ここ1年にわたり個人消費を牽引してきた労働市場に減速の兆しが出ていることがある。5月の失業率は4%に上昇し、およそ2年ぶりの高水準となった。

 ミシガン大の消費者調査ディレクターは発表文で「好調な労働市場により、低所得層は賃金が顕著に上昇。一方でインフレは鈍化しているものの、物価の高止まりで家計は依然として厳しい状況にある」と指摘。「中間層の見方は低所得層と似通っており、歴史的なパターンからかい離している。これまでの中間層の見方は、高所得層と低所得層それぞれの見方の間に位置していた」と述べた。