NYダウ 38,714 -190.89 ( -0.49% )
  S&P500 5,117 -33.39 ( -0.65% )
  NASDAQ 15,973 -155.36 ( -0.96% )

 

Microsoft (10株) -8.80㌦ -2.07 %  -88㌦  ( +1,488㌦ )
Samsara (100株) -1.11 -3.01 %  -111 ( +1,122  )

 

新規

Adobe (10株/495.12㌦) -2.66㌦ -26.6㌦ ( -26.6㌦ ) Q1決算

 

'24. 3. 15 収支 -225.6㌦ ( +2,583㌦ )
'24. 3月間収支 +170.0㌦ 6勝 4敗 勝率 60 %
2024 年間収支 -313.0㌦ 26勝 25敗 勝率 50.9 %

 

 15日のNY株式市場は続落。今年の株高を牽引してきた大型ハイテク関連株が下げを主導した。この日は四半期ごとに到来する「トリプルウィッチング」に当たり、株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が集中したことが相場の変動を増幅させたとみられる。

 

 週間ではダウが0.02%安とわずかながら3週続落し、S&P500は0.13%安と小幅に2週続落。ナスダック総合も0.70%安と2週続落で終えた。

 

 個別銘柄では、ソフトウエアメーカーのアドビが13.67%の大幅安。3-5月(第2四半期)の低調な売上高見通しを示したことが材料視された。

 エヌビディアは0.12%続落したが、週間ベースでは10週連続の上昇となった。同社が主催するAIの年次会議は数日後に迫っている。

 フィラデルフィア半導体指数(SOX)も0.54%安。週間では4.04%下落し、1月上旬以来の大幅な下げとなった。

 この日は、株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つの取引期限満了日が重なる「トリプルウィッチング」に当たり、出来高とボラティリティーが高まった。米取引所の合算出来高は187億6000万株と今年最多。直近20営業日の平均は124億株。

 

 来週は19-20日にFOMC会合が控える。最近発表された米インフレ統計は予想を上回る伸びとなったが、FRB当局者が昨年12月に示した2024、25両年の利下げ回数の見通し(それぞれ中央値で3回と4回)を最新の四半期経済予測で変更する公算は小さいと、エコノミストはみている。

 ブルームバーグ・ニュースが8-13日にエコノミスト49人を対象に実施した調査によれば、FOMCは19、20両日の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを5会合連続で5.25-5.5%に据え置く決定を下す見通し。

 回答したエコノミストの過半数は、当局者が今年3回以上の利下げ見通しを示すと予想。一方で、回答者の3分の1強は2回以下の利下げ見通しが示されると見込んでいる。

 

 この日発表の経済指標では、2月の鉱工業生産指数で、製造業の生産指数が前月比0.8%上昇。穏やかな天候が続いたことなどを背景に、伸びは市場予想の0.3%を上回った。

 一方、ミシガン大学発表の3月の消費者信頼感指数(速報値)は76.5と2月の76.9から小幅に低下し、市場予想77.1も下回った。

 

 

 国債利回りは上昇。経済指標で米経済がなお底堅く推移していることが示され、FRBの年内の利下げ回数がこれまでの予想よりも少なくなる可能性が示唆されたことを背景に、2年債と10年債の利回りは今週、それぞれ20bpを超える上昇となった。10年債利回りの週間ベースでの上昇率は23.1bpと今年に入って最大となった。

 2年債利回りは3.0bp上昇の4.730%。10年債利回りは1.8bp上昇の4.310%。CMEフェドウオッチによると、FRBが6月までに利下げに着手する確率は57.9%。前日は62.5%だった。

 

 原油先物相場は3日ぶり反落。WTIは0.22ドル(0.27%)安の81.04ドル。週間では3.03ドル(3.88%)高と反発。OPECプラスの減産長期化で、原油市場はこの先、供給不足に陥るとの見方が広がっている。

 今週の原油高は、米国内在庫が1月後で初めて減少したことに加え、国際エネルギー機関(IEA)が年間需給予想を供給超過から供給不足に修正したことが影響した。ウクライナが再びロシアの製油所を攻撃したこともあり、地政学的緊張は引き続き高い。

 相場が一段高となるのを妨害し得る要因としては、OPEC非加盟国による増産と、製油所の季節的なメンテナンス入りに伴う現物市場の軟化が挙げられる。

 

3月15日 セクター別騰落率

 

週間 セクター別騰落率