続きです。
この病院は、食事の時大きい広間で、皆で食べます。
右手が不自由な人は、スプーンや改良した箸を使います。
食事が終われば、気のあったもの同士、おしゃべりしたり、杖歩行の練習をしたりと
自宅に戻っても困らないように、皆さん努力されていましたね。
和気藹々とした雰囲気でした。
母にも技師は付いていたのですが、技師一人に、リハビリの時は、五人ほどの患者さんを
一度に見なくてはいけないような状態でした。
杖歩行をする患者さんは、横に付かず一人で歩行練習を、平行棒歩行の方も、遠くから
見ている程度です。
歩行中にバランスでも崩して転倒でもしたらどうするのだろう、現にそういう場面がありました。
何人も一度に訓練をするのですから、歩行練習の方、ベットにてのROMの方、これを一人の
技師が指導するのですから、事故が起きないほうが不思議ですね。
しかし、今の医療システムでは、仕方が無いぎりぎりの状態です。
今の現状では、PT,OT,STも看護師も足りていないのです。
これは介護現場にも言えます。
もっとひどい状況でしょう。
母にはラッキーだったのか、担当のPT以外に研修生が付きっ切りでリハビリをしてくれて
母の体力もつき、歩行練習も上手くいき、車椅子などいらないんじゃないか、くらいに
ADLも抜群に良くなり、病院の階段を1階から4階まで、杖をつき昇降できるまでになりました。
ここまでくると自宅にて療養、退院となります。
この頃の母は、自信もついて、健康な頃の笑顔が見られるようになりました。

