「ゲン」閲覧制限に抗議続々 | 魂職支援の自然美容専門家|神智美和

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「ゲン」閲覧制限に抗議続々
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201308180009.html

松江市教委が市内の小中学校に漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を要請していた問題で、17日までに全国から281件の意見が電話やメールで市教委に寄せられたことが分かった。
大半は抗議や苦情だが、賛同の声も一部あったという。17日、職員は「予想をはるかに超える反響」と終日対応に追われた。

 「判断理由を教えてほしい」「表現の自由を侵すのではないか」。午前10時~午後6時、被爆地である広島県をはじめ東京都、京都府、沖縄県など全国から、時には数分おきに抗議の電話が鳴り響いた。

数分で納得する人もいれば、抗議を約1時間半続ける人もいた。少数だが「適切な対応」とする声もあったという。

 市教委側は部課長級計3人が対応。「はだしのゲン」(汐文社発行、全10巻)6~10巻に、中国大陸での旧日本軍の行動を描いた場面など一部に暴力的な描写がある▽学校図書館では、その描写が子どもの目に触れる▽校長の許可があれば貸し出せるため、閲覧禁止ではない―などと説明を繰り返した。

 281件の内訳はメール212件、電話60件、ファクス9件。午後登庁した清水伸夫教育長は「非常に重い事態。さまざまな意見には今後も責任ある対応を続ける」と話した。

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その前のNEWSがこちら↓↓


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はだしのゲン「閉架」に 松江市教委「表現に疑問」

http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013081601001339.html

 松江市教育委員会が、原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を子供が自由に閲覧できない「閉架」の措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていたことが16日、分かった。

 

 市教委によると、首をはねたり、女性を乱暴したりする場面があることから、昨年12月に学校側に口頭で要請。これを受け、各学校は閲覧に教員の許可が必要として、貸し出しは禁止する措置を取った。

 

 市教委の古川康徳副教育長は「作品自体は高い価値があると思う。ただ発達段階の子供にとって、一部の表現が適切かどうかは疑問が残る部分がある」と話している。

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発達段階の子供にとって、一部の表現が適切かどうかは疑問が残る部分がある」”
なんていうと、教育のことを、さも考えているように見受けられるかも知れないけど

戦争中の子供達は、全く受け容れる準備がない中で、空襲などで黒こげの死体を見せられ、
原爆で、溶けたりケシズミになった死体を見せられ
生き残っても放射能障害で血を吐いて亡くなる、8年以上も経って、大切な人が亡くなっていく
そんなことを強要されたわけで、

それが戦争というものだという事実を伝えずに、
子供に何を伝えたいのか?


非常に疑問に思う。


ちなみに私は「はだしのゲン」を小学校4年くらいで、学校の図書館で見たのが最初で、その後は自分で色々買い集めたりしたと思うのですが(今も全巻家にあるし、英語版は友達にあげてるし(笑))

ショックではあったけど、所詮「漫画」ですからね、実際に、朝日年鑑などで見た、少年兵士が爆撃で亡くなった、ボロ雑巾のようになった遺体、本当に頭と、手足の先しか残ってないものを、ブラーンと別な兵士が持っているような
(ようするに、足の長さから分析するにそれなりに身長の高そうな外国人兵士が、片手で軽々持ててしまうほど、胴体が吹き飛んでボロ雑巾のようになっている、これが人なのか?と思うような写真)

そういう写真ばかりが載っているものですが、
(ちなみに、これも小学校に置いてありました、今もあるのかな、図書館司書の実力次第なのでしょうかね)

ああいった写真よりは、
所詮「漫画」ですから、大したインパクトはありません。
ショックではありますが、心の清らかな子供だからこそ、本当の事だったんならと受け容れる事が出来る。

特に、図書館に置いておけば、子供が選ぶ訳ですから、選べた子供は大丈夫。
ショックはあると思うけど、受け容れる事が出来るという、子供への信頼のもとに、子育てや教育は行うもので、大人の勝手な不安で、情報を取捨選択することが、思いやりではありません

自分の不安を子供のせいにして投影して、可能性を奪うのは一人の母親としてやめていただきたいと思います。

小学生だった私は、ショックではあったものの
「受け容れなければならない、こんなひどい時代を生きた人達がいたのなら、これが事実なのだから」
と子供心ながらに、思いました。

事実を知らされない事の方が残酷であることが、分かるかどうか。
それは最低限の精神成熟度だと私は思っています、子供を育てる立場を仕事で選ぶのなら特に。


この判断をした人は、自分の傷つきやすさを(もしくは過去に傷ついた子供時代の自分のマインドを)全ての子供に映し出しているんだね。

だけど、子供ってそんなに弱くない。

不安なのは親の方で、親の不安を子供に投影するから子供が不安定になるだけなのです。
子供を思いやっているつもりになっているけど、自分がそんなものを見せられたくなかったんだという傷を持っていたり、受け容れられる自信がないという葛藤を持っている場合、このような行動に出る事があります。


表現の自由、云々ってところも、今回の抗議では大切でしょうが
子供をもっと信頼してほしいし、
子供を信頼して、あらゆる事実を渡して見守る強さが自分に持てないのなら、その人は自分の葛藤を子供に映し出しているだけで、教育する精神的な安定がそもそも欠けているという状態ですから、教育の世界からは去って欲しいかな。

この程度のことで、ドンと構えていられない、見守って貰えない環境で教育される子供はたまったものじゃない。
子供に愛をもって包むこと。
ビクビクして(そう、ビクビクしてるのは親・大人の方なのです)子供が傷つくんじゃないかと、壊れ物に触るのではなく、小さな大人として、一人の人間として扱うのが育児の基本だと思っている、一人の母親の私見に過ぎませんが。
(それでも、共に成長してやっていくのが人間界なのですけど(^^))


 

 

 

 



著者:中沢 啓治。舞台は1945年、終戦間近の広島市。両親と姉、弟と貧しくとも仲良く暮らす主人公「ゲン」の暮らしはある朝、何の前触れもなく投下された”原爆”により地獄と化した。

 

 

 


自身の被爆体験をもとにしたまんが『はだしのゲン』で知られ、原爆の恐ろしさを訴え続けてきた著者が、73年の人生の幕を閉じる直前に力をふりしぼり「遺書」の代わりに残した作品です。「戦争のおろかさ」「原爆の恐ろしさ」、そして「人間のたくましさ」を自身の半生をふり返りながら語りつくした自伝。すべての子どもたちと、彼らを見守る大人たちに残したかった平和への思いが224ページの中に込められています。
唯一の被爆国にもかかわらず、その教訓が生かされずに原発事故が起こってしまった日本の現状にも、著者は憤りをあらわにしています。
現代に生きる私たちが、世代を超えて語り合うことのできる一冊です。

 

*中学生以上で習う漢字には原則としてふりがなをつけていますので、小学校高学年以上であればお読みいただけます。