コロナの感染者数が増えてきて、Go toも停止。
大学の後期は一部対面授業のあったガル子の大学も、後期のテストがペーパーテストの予定だが、これもまたレポートに変更の可能性もでてきていて、何かと同じ状況に落ち着かせてくれない日々。
先日、本来ならオンデマンドで授業のハズだったのだが、生配信をしないといけない数のルールを守るためには、残り数回の授業のどれかを生配信にしないといけなくなり、先生、授業の5日前に「次のクラスは生配信です」と連絡してきたことがあった。
いや、バイトの子おるやん
とガル子慌ててシフトチェック。
奇跡的にバイトは入っていなかったのだが、この日は配信の予定ではなかったので、ガル子も他の予定がはいっており、授業の残り30分ほどは移動しながら配信を見ないといけないことになってしまった。
授業は、先生の家の通信状況が良くなかったようで、1分の中で音声だけ届いて静止画で数秒ごとに、シーンがかわるという状況が何度も起きる
まんまボラギノールのCMやん
と霜降りの漫才見てるような状況となり、ある時は、長めに静止画となってしまい、ホワイトボードに板書してるシーンで止まり、しばらくして回線復活、バンっと画面が切り替わると、先生のドアップで、ぎゃぁ～言うて、「先生、テレポーテーションしたってよ」が発生。
一番の変化は、板書してるシーンから、だいぶ音声だけの時間があり、次に映った画面のホワイトボード、真っ白け。
あ...大事なこと書いてはりましたよね、絶対...
かと思うと、今度は音声も崩れてきて、
「ここの問題テ・テ・テ・テ・テ・テンは～」
と、喉にチョップ「ワレワレハ・・・・」スタイルの講義に。
え？先生まさかあっちの人？
とまぁ、楽しそうに書いたけど、聞いてる側としてはなかなか苦痛な授業。
そんな中、ガル子外出の時間。
その日はたまたま同じような時間帯にオカンも外出の予定だったので、時間を合わせ、配信を共に聞きながら電車に乗り込んだ。
授業の残り10分強といったところで、ザンっと、落ちてしまい、配信まっくらけ。こういう時、みんな落ちたのか、自分だけ落ちたのか分からないのが配信授業の難点。クラスの人たちとは、そう、友達にもなれてないから「今落ちてる？」とラインなんかで聞ける相手もいない・・・
5分ほど何度かログインを試みて、やっと入れた時、授業は普通に進んでいて、
「あ～私だけ回線の調子が悪かったのか・・・」
とガル子がチェックすると、
「あれ？半分以上いなくなってる・・・」
と。
どうやら、多くの子たちが同じ状況だったようで、その時点で授業残り10分もなかったからか、みんな再ログインはせずもう退出したようだったのだが、それも本当にそうなのかは分からない。
残り8名ほどのクラスになっていて、ガル子が「もしかして落ちてる間に、授業は終わってて質問ある人だけ残ってください状態なんかな、今・・・」と言っている間にも、生徒がどんどん退出していく。
ガル子が「私ももう退出しようかな」と言い出したのだ。
「『いやいや、ここで終わりです』って先生が言うのを自分の耳で聞くまではいようよ。もしこれ普通に授業進行中で勝手にみんなが退出していってるパターンやったら、先生って最後までいた人、チェックすると思うで」
とオカン。
「そんなこといちいち先生がする？」
と半信半疑ながらガル子最後まで授業を聞いていると、なんと、残っているのがガル子ともう一人の男の子でふたりというとんでもない状況に・・・。
若いって大胆だな・・・
とオカンちょっとショックすら受ける。
予定時刻を4分ほど過ぎて、授業は終了。
すると、先生がひと言、こう言ったのだ。
「最後まで残って授業聞いてくれたふたり、ありがとね！」
と。
うわぁぁぁぁぁ
とガル子驚いている。
はい、オカンの言うた通り～
「なんでわかったん、先生がこうするって」
とガル子がきいてくる。
オトナは大人の気持ちがよくわかる。
授業をするって、そら先生の準備たるや大変で、さらに教えるってのもまた大変。しかもそれが今年は配信とか録画して投稿するとか、新しいことがプラスで増えていて、それを憂鬱に感じてる先生だって絶対いる。
そんな中で、真面目にちゃんと受講してくれてる生徒って、シンプルに嬉しいのよ。先生にとって授業は仕事ではあるけどその人の日常、人生やからさ、肯定的に受け入れられるって支えになるし、喜びがもらえるとこやん、絶対・・・
と説きながらも、先生の「ありがとね」と言った明るい声が妙に耳に残り、なんだろう、みんなそれぞれに今の状況を頑張ってるんだなぁ、って勇気づけられた気もして、あの日は、オカンも気持ちが少し軽くなった一日でありました。
先生、こちらこそありがとう。
【おまけ】
大胆ってこういうことなのよ、を見せてくれたお話をどうぞ
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「どんなもんかいな～」って思ってる方は
クーポンある今がねらい目（笑）
ところで
汁椀、買いました。
今まで使っていたのが、ガル子が産まれたころやったかなぁ、そんな時に買った年季の入ったやつ。なので、そろそろ新しいものに、と思って。
コロンとね、丸みを帯びてて、ちょっと赤いのが魅力的で。
サイズも
片手でおさまるくらいの小さめ。
真横からのシルエットはこんな感じ。
上から見たらコロンと丸いけど、真横から見たら、ちょっとシャープな姿もあったりしてすごくいい。
立て漆を塗ってはふき取る作業を何度も繰り返して光沢を増して木目が美しく浮かび上がってくるっていう、日本の伝統的な手法がぎゅっと詰まった、長～く使えるお椀。
ひとめぼれっす。
お正月のお雑煮、これでいただきます。
仮歯やけど（笑）
また20年くらい使うのかぁ、と計算したら、おっと還暦を余裕で超えた年齢に。
エエものを大事にラストまで使う年齢にも入って来てるのかぁと
汁椀見ながら思いましたわ。
さ、今日はちょっとだけ外出。
首元立ち上げて
あのボアのコートも着て、ぬく～してサッと出てサッと帰ってくるとします。
皆様もぬくーして過ごしてくださいね。
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今日もお読みいただきありがとうございました
Boi