ある日、息子のガル男が
「オレ、ネックレス、欲しいなぁ・・・」
と言い出したのだ。
ガル男くん、色気づきだしたなの巻である。
オカンとガル子が、ならこういうのがいいんじゃない?とBeamsのネックレスを見せてみた
アメリカのコインを使ったデザインだし、ガル男っぽくてよくない?と。
すると急にガル男の顔が曇り出す。
「そういうんじゃなくて・・・・、もっとこうゴールドで」
と言い出したので、ガル子が
「あるある、コインのゴールドバージョンあるよ」
と画像を表示すると
「違うよ、もっとチェーンがしっかりと太い感じで・・・」
というガル男
え?ウェイウェイ系?
とガル子フリーズ。
ウェイウェイが分からないガル男は、自分なりに説明
「ほら、ダディーヤンキーがつけてそうな」
あんなモン、くさりやないか
とオカンが一蹴しようとすると
ネバダにいた時には同級生がつけてきてて、格好良かったし流行ってた、と。「ガル男もつけてみろよ」ってつけさせてもらったら、みんなが、「似合ってる、イケてるよ」って言ってくれてた
とガル男による、プレゼンがスタート。
そりゃ、米人、褒めるの上手やし、イケてるくらいは言うよなぁ~と思って聞いていると
100歩譲って、クロムハーツ的なシルバー。それでも女子人気は低い。ウォレットチェーンなんか正直、格好いいって思てんの男子だけで、女子は勘弁~って思ってんねんで!
と今度はガル子の逆襲。
ガル子に1票と思っていると
ガル男がこう言い出したのだ。
「これはきっと、アメリカ帰りの新入生のためにもなるんだよ」
と。
はい?金のネックレスが新入生を助ける?
ドユコト?
すると、ガル男、編入時のことを語り出したのだ。
日本の学校に入ってさ、自分がアメリカでいつもやってたこととかをしたら、「え?」って感じでちらっと見られたり、その後、何を言ってるか分からないけど「コソコソ」って言ってるんだよね。「あぁ、これ日本じゃ変なのか」とか「嫌なヤツみたいに思われたのか」って結構考えたりしたんだよねと
それは知ってる。
だから、アメリカで普通だった「やりたい」って思うことを堂々とやってる子がいるのを新入生が見たら、「あっ、ならオレもいつもやってきたアレ、やろう!」って我慢しなくてよくなると思うんだよ。
ガル男、自身の切ないメモリー部門からの渾身のプレゼンである。
おぉぉガル男~そんな考えがあってのことだったのか・・・と、ガル男サイドになびかれそうになっていたところに
いや、だとして、それは金のネックレスでなくてエエわ
と、ガル子ズトーンとバズーカの一撃。
確かに。
金のネックレス以外でもそれは表現できるな、とオカン思っていると
アメリカ人と喋ってるとね、自分も同じような顔で喋ってる気がしてきて、家に帰って来て鏡みて、なんじゃ?この顔、SO フラット!!!って凹凸のない自分の顔にひくねん。だから、金のネックレスもアメリカ人のごついカラダの子には似合っても、ガル男の細いカラダには浮いてしまうから
とガル子、自分の畳顔エピソードを盛り込んで冷静に説得していっている
おっしゃる通り。
日本でぶっとい金のネックレス首からぶら下げて成立すんのは、プロレスラーの真壁刀義か
ミナミの帝王くらい
よしじゃぁ、まずは近場のお店でネックレス見てみようと、誘い出し、実際に見に行くことにしたのだ。モールの中を何店舗か見るも、例のダディーヤンキ―的な太い金のネックレスが、そもそも売っていない。
「トレンドでないのか・・・」
とガル男、少し気づいた様子。
それでもシルバーの控えめとはいえ、くさりメインのようなデザインばかりを選ぶガル男。
ガル男の服のタイプだと、ちょっと先端にチャームがついてる方がしっくりくると思うよ、とくさりネックレスからチャーム付きネックレスへ誘導するオカン。
チェーンが太い感じのは、カラダがもう少しパンプアップして、夏で日焼けしてから買ってもいいんじゃない?と今のカラダに似合いそうなスネークチェーンの方へ連れていくオカン。
「うん、これもいい!」
とスネークチェーンも気に入った様子のガル男。
こうして、いくつもあるチャームの中からホーンを選び
購入。
取り敢えず、ミナミの帝王チンピラスタイルは回避できたのである。
この夏、パンプアップして日焼けをしてしまったら、再びくさり対決となるのだろうか・・・
乞うご期待。
おまけシリーズ
ガル子もちゃんと失敗はしたのよ。畳顔でアメリカ人の流行りに乗ろうとして・・・
✴︎ガル子がガル男にプレゼンしたネックレス✴︎
これ、やっぱかわいいわ
夏はゴールドもいいよね
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今日もお読みいただきありがとうございました。
Boi