長距離の車移動。

出発した時には、スムーズに流れる予測だったのだが、どうしても途中で起きてしまうのが、交通渋滞、しかもその理由が事故渋滞。

 

久しぶりに運転する人や、急いでいる人、つかれている人、いろんな状況の人がいつも以上に集結する以上、これはどうしても避けて通れないのだろう。

 

思い出す。アメリカ、しかもリノの事故は毎日だった。シカゴから引っ越す時に、無事故であったにもかかわらず、保険会社から保険料金が上がると言われ、慌てて理由を聞くと、「リノは事故が多いからあなたも可能性大」と

不吉の成分多いコトを言いな

と思っていたのだが、リノで2度ももらい事故があったけなぁ、などと思いながら車窓を眺めていた。

 

静岡辺りを通りかかった時だったか、掲示板に事故渋滞50分と出ていたのである。途中から少しずつ速度が落ち始め、とうとう最後には動かなくなった。ま、これ以外の道もある訳でなく、まったり行きましょか、と進むと、パトカーの光が見え、現場の横を通り過ぎたのだが・・・

 

端に寄った車2台の状態、超キレイ・・・ 車のダメージ箇所は確認できず、ただ2台の車が縦列駐車しているようであった。

 

アメリカでこの規模の渋滞の場合、車へしゃげるわ、ひっくり返るわで、

まるでダイハード

車窓から見える景色が尋常でないのが常であった。

 

ならば、このほぼ無傷にみえる状態、アメリカだとどうしているかというと、ぶっちぎりでスルー。かすった程度では警察を呼ぶこともなく、ドライバー同士がチェックし合って、「ま、これならよろしいか」と去っていく、もしくは、お互いの情報を交換して、後で連絡しあいましょ、となり、渋滞を誘発しないのだ。

 

一度、リノの交差点で赤信号になるところで、自分の前の車がその前の車に軽く追突したのだが、ドライバーが降りてきて、お互い状況を確認し、頷き、手を上げて席に戻り発進したのである。その一連の流れ、赤信号が青に変わるまでの秒の出来事。器がデカいというのか、気にしないというか、なんというか

いっぺん出家でもしたんか?

と思うほどの無風な運びだったのを覚えている。

 

そんなことを思い出しながら、アメリカでは、どこかいつも緊張して運転していたことに気づき、猛烈に無茶な運転をする人が減った今、ちょっとホッとしながら助手席に座っていることのありがたさを噛み締めたのでありました。

 

 

 

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