オフ会が終了した日は、近くのホテルに宿泊したのだが、あの日、部屋でガルガールズとガル男の4人で夕飯を足をつらせながら頬張っていた時だった。
ガルたちが、春休みにネズミーランドに行きたいというような話を始めた時、こういったのである。
「ディズニーのディって言いにくいやんな」
と。
「え?英語発音得意な子たちやのに、ディズニーが言いにくい?」
にわかには信じがたく、どういうことなのかと聞くと、英語的にはこれ、まさかの「デズニー」の発音の方が近いというのだ。
おっさんと帰国子女にまさかの共通点!!!
一番対極にいると思っていたこの2つのグループに、シェアするもんがあったいうオドロキ。
おっちゃん株、急高騰
日本人って、自分ももちろんそうだが、英語の頭の子音の音が実に弱い。ポットとか、日本語で言うポットの力で最初の「ポ」を言うと、「足りん!」とよく英語の先生に言われてもうていた。一旦力入れて口しめて、そこをこじ開けるように「ポォッ」と言わないとアメリカ人には「ポ」に聞こえないというのだ。
その感じで、ディズニーも最初の「D」は「ドゥッ」という音をしっかり放り投げてその口のまま「ズ」に向かう。そうすると、そのDからズに移行する通過駅に、吐息交じりのかろうじての「ぃ」という無人駅があるだけで、小さいイには停車しないのだ。
つまり意識的には小さいイを出していないため、ディズニーと言おうとすると、最初の駅が「ディ」なのだが、うっかりD駅発、ィ駅通過のズ駅行きに乗ってまうと、「あかん、これディ駅あらへん!!」という状態なり、ガルたちは一旦電車おりて、乗り換える、つまり言い直すらしいのだ。
アンタらの発音の方が正解やのに、難儀やな~
英語を学習し、少しずつネイティブの発音に近づきながらもやっぱりちゃうねんなぁ、はこういう気づきにくい小さな違いが寄せ集まってるに違いない、そう思わざるを得ない出来事でありました。
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