ムスコのガル男、日本に帰って来てからも学校の吹奏楽部に入って、楽器を演奏している。
この吹奏楽に入って一番学んでいるのが、なによりも日本語なのだ。急なスケジュール変更、持ち物のお知らせなど、グループラインで飛んでくるのだが、漢字だらけ。
その場合、まずガル男がすることは、読めない漢字を飛ばして一応読んでみる、ということ。ところがお察しの通り、山ほど飛ばしていくので
え?もう東京?
とリニアモーター級の速さで文末に辿り着く。
聞いてるこっち、何のお知らせだったのか、さっぱり八兵衛。
そんなガル男が、ある日、定期演奏会がある
という情報を学校で仕入れて来たのだ。
その演奏会は3部編成になっているのだが、どうしても一つの部分が分からないというのだ。第1部はクラシックで、第3部はポップスで、もう一つが・・・と必死に思い出そうとして出したのが
「あ~、ギャグ?」
ちゃうやろ
なぜ中高生が急にコミックバンド的なものを披露しだすのか・・・
ヒントを貰っていくうちにオカンは気づいたのである。
「それ、劇とちゃうのか・・・」
ギャグと劇って
ユンソナとコンソメくらいちゃうな
と思うのだが、帰国子女には非常に近い言葉であると思ってしまう、ある法則を思い出したのである。
どういうことかというと
彼らの頭の中は、この濁点の文字は、私たちが思うところの
「濁点のないひらがなに点々をつけてできる文字」
という認識でははなく、劇とギャグの場合、
アルファベットの「G」から始まる音
という認識のようなのだ。なので、「ぎ」の言葉を探すのではなく、「G」の音から始まる言葉を探すことになるのだ。
よって、ガル男「劇」を思い出すのに、it starts with G と言いながら大海原に釣り糸を垂らし、「ギャグ」を釣り上げてもうたという。
糸垂らす海が違ったな
こうして、ガル男に「劇」という新しいワードが入った模様。まぁ、これこそ昆虫のような漢字なもんで
書くまでには至ってないとは思うケド・・・。
★ランキングに参加中。押してってプリーズ★
★ここを押したら、このブログのフォローできちゃう★
★このブログに初めてお越しの方はコチラ。登場人物の紹介があるので、途中からでもブログがわかりやすくなります★